ぼりちゅに邸

精神と時の部屋、ぼりちゅに邸の理念。

2018年4月に石川県の能登地方に移住し、空き家を改修して居住期間最大3ヶ月という変なルールのシェアハウスを立ち上げました、ぼりです。

 

突然ですが、ぼくはとんでもなく自己顕示欲が強いです。

シェアハウスに自分の名前(&ブログ名)を入れるくらいなので。

 

この度、自己顕示欲の塊であるぼくが立ち上げたシェアハウスの理念を住民向けに作りました。

今後住民になる方にも参考にしてほしいものです。

ぼり個人の理念

f:id:boriesy:20180623200738j:plainまずシェアハウスでの理念を説明する前に、管理人であるぼく自身が大切にしていることから。

自己顕示欲が強いと書きましたが、ぼくが何かを指示し、導くような行為は一切しません。

嫌いなものは”依存”です。

 

その前提の上で、ぼくがこの限界集落でシェアハウスを運営する上で、ぼく自身が成し遂げたいことについて書き起こしました。

 

人の記憶に残りたい。

生きた意味を残したい、概念になりたい。これがぼく自身の純粋な”我欲”です。

もう少し具体的に説明します。

きっかけに立ち会いたい。

人の心に残るために重要なのは「ターニングポイントに関わった人間になる」ということだと思っています。

なので、

  • あのときぼりがいてよかった
  • あの場所で過ごした期間が今を作っている
  • ぼりのあの言葉が一歩踏み出す勇気をくれた

そう思ってもらえるような場所と人でありたい。

存在で背中を押したい。

イメージ的には”いい親父”です。

原体験として、ぼくには父親がいません。(離婚)

だから、友達の父ちゃんとかドラマで見てた父ちゃんとかでしか自分の理想の”親父”は存在してなくて。

 

ただ、人間臭くて、頼りがいがあって、だめな部分もしっかりあって。

そんな父ちゃんになりたい。

 

多くを語らずとも存在自体が背中を押せる人になりたい。

 

この3つの基本思想を元に、ぼりちゅに邸の

  • ミッション(存在意義)
  • ビジョン(目標)
  • バリュー(価値観)
  • カルチャー(10の行動指針)

と、”住民に求めること”を書き起こします。

 

当然ながら、こんな限界集落に”わざわざ”住まなきゃいけない理由なんてないので、この思想を読んで、「うわ〜、コイツ無理〜」って思う人は来なくていいです

 

それでは。

ぼりちゅに邸の基本理念

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ミッション(存在意義)

我欲と自己実現に向き合う3ヶ月間の”精神と時の部屋”。

ぼりちゅに邸がある集落には、いい意味で何もありません。

 

居酒屋も、コンビニも、娯楽も。

 

なので、強制的に自分と向き合う時間を確保することになります。

もちろん何もないのでほしいものは”生み出す”必要があります。

なければ、自分で作る。

 

それも含めて

「Chance(チャンス)=偶発的な機会」ではなく

「oppotunity(オポチュニティ)=自ら掴み取った機会。待つのではなく掴み取る。」

を意識し、行動によって機会を得る場であること。

*補足:当ブログ「ぼりちゅにてぃ」というふざけくさった名前も、「ぼり×Opportunity」から来ています。

ビジョン(最終目標)

独立した個人が生活を共にした上での価値観の共有をもとに、共依存で成り立つ概念的な集落の形成。

ぼりちゅに邸をきっかけとした強固な繋がりと居場所を作る。

バリュー(価値観)

選択肢の少ない限界集落という場で、我欲と自己実現(とは何か?も含める)に向き合う。

この場所を後にして、たとえ実体としての建物がなくなったとしても「おかえり」の言葉が存在するサードプレイスとしての概念として存在を残す。

 

カルチャー(10の行動指針)

ぼりちゅに邸では10の行動指針を設けています。

 

Gentry

人に、そして自分に優しく。

自分に優しくできない人が人に優しくできるはずがない。

自分を認めて、許して、好きになること。

Merit

人間、必ず究極はメリットを求める。

それは実利的なもの(金銭など)や心地よさなど幅広いけど、必ず「心が納得している状態」でないとパフォーマンスを発揮できない。

だからこそ、相手にお願い事をするときはメリットを提示or感じてもらう。

独立した一個人としての視点を持った生活を送る。

 

Familia

馴れ合いとは違う”家族感”を大切にし、生活を共にして人と本気で向き合うこと。

人と向き合うことで自分と向き合い、人生の中でかけがえのない人間関係を築く。

 

Synchronize

3ヶ月という限られた期間を共に過ごした”同期”を大切に。

居場所、そしてコミュニティの価値は、共有した思想、価値観、記憶。

わかりやすく言えば、思い出。

心が折れかけたときに人を救ってくれるのは、居場所。

心を許した関係性は必ず将来の地盤になる。

腹を割って話そう。

 

Community

「コミュニティ≠群れ」を理解する。

人は、どこまでいっても突き詰めれば一人。

でも、一人であることを認めた上で誰かと共にすることでフラットな視線で人と関わることができる。

独立した個人がコミュニティを形成することによって新たな価値が生まれる。

 

Minimal

限界集落という場で思考・モノ・関係性に余白を作り出す。

場の乱れは思考の乱れ。

掃除はしっかりしようね。

 

Giver

与える人にこそ機会は巡る。

搾取しない、期待しない、まずは与えること。

与えるとはつまり、役割を得ること。

金銭が発生するか否かは置いておいて、それを世の中では「仕事」と呼ぶ。

 

Thought

人に答えを求めない。

正解なんてものはこの世に存在しない。

自分で考える、自分で決める。

人に決断を相談するということは、責任を転嫁するということ。

*話を聞いてもらうのはすごく大事よ

 

Action

行動だけが結果を作る。

「思考」は手段でしかない、目的は必ず「行動」であること。

やらない言い訳を考えるのではない、行動するために思考はある。

動いて、失敗して、自分の身で学ぶ。

 

Respect

敬意のない関係性は続かない。

リスペクトがあれば人間関係は保たれる。

人はぞんざいに扱われたとき、絶望し、関係性を歪ませる。

 

Limit

3ヶ月限定の居住期間とともに、自分の人生、時間、言葉、が有限であることを意識する。

終わりを意識して、はじめて人は本当に”今”を大切にできる。

この世に存在するすべてが未来永劫在り続けることはない。

  • 心臓の鼓動回数
  • 今この場で過ごす時間
  • 生きている間に口にできる言葉の文字数

もしいま、あなたが人生で残り100文字しかしゃべれないとしたら、100分しか生きられないとしたら、仕事の愚痴を吐く?それとも愛する人への感謝を伝える?

 

3つの”問い”

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ぼりちゅに邸で生活を送るなかで壁にぶつかったとき、自分に問いかけてほしいこと。

 

「その不満には、オーナーシップはある?」

オーナーシップとは、自分の人生を他人任せにしないこと。

ぼりちゅに邸の”住人(サービス利用者)”になってはいけない。住人はあくまで個々にオーナーシップをもつこと。

また、なにかに不満を感じたときも、自分が”テイカー(搾取する側)”になっていないかを再認識する。

 

「その判断は、自分の命を燃やす未来に繋がる?」

すべてのことにわくわくしないのは当たり前。

だけど、わくわくにつながる選択を取り続けること。

”義務感”では最高のパフォーマンスは発揮できない。

目先の苦労はあれど、そのさきにわくわくがあることに取り組む。

命を、燃やせ。

 

「自信を持って、バトンを渡せる?」

3ヶ月間という期間が終わったあともこの場所は在り続ける、概念として。

「自分はもう離れるから関係ない」ではなく、”残す”ことを意識する。

ペイ・フォワード。

住民に求めること

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さいごに

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この指針をもとに、3ヶ月毎の各シェアハウス住人でルールは設定してもらいます。

  • ゴミ捨て、掃除、料理、買い出しなどに担当者をつけるのか
  • 食事はともにするのか
  • 町の人とどう関わるのか

などなどシェアハウスでは他人と暮らす上で、ある程度話し合う必要があります。

 

ここで大切に考えるべきは、自分たちで”落とし所”を作ること。

 

人と関わってなにかを行う以上、自分にとってのベストになるとは限らない。

ベターな選択を一緒に話し合って決めること。

 

こんな生活における小さなところからも、人との違いや関わり方を”考える”場になればと思っています。

 

ちゅに!