こんにちは、「ぼり」です。
一昨日18時、クラウドファンディングでこんなプロジェクトをスタートしました。
現在、6名の方に支援を頂いております。本当にありがとうございます。
プロジェクトスタートから丸二日が経ち、本当に色々と感じることが多かったので、この記事に書き起こします。
今回のプロジェクトのはじまり
もとは、ぺーたーずのバーで「クラウドファンディングに関連したイベントをしたいね」といった話から、今回の話が生まれました。
これがちょうど10日前の話です。
クラウドファンディングについて話す場を設けたいという話から、「じゃあそのイベントにかかる費用をクラウドファンディングで集めよう」となり、今回のプロジェクトに至りました。
プロジェクトの最後にも書いてある文章をここで引用させていただきます。
最後に
僕らに共通してる想いとして「クラウドファンディングの敷居を下げたい」というものがあります。
どうしても「クラウドファンディングやります!」と声をあげると、「社会を良くするようなプロジェクトをしなければいけない」、「人生をかけたプロジェクトじゃなきゃダメだ」と捉えがちです。
そうではなく「アーティストが個展を開きたい!」、「ヨーロッパの遺跡を見るための渡航資金が欲しい!」といった、個人の夢を実現するための選択肢のひとつとしてクラウドファンディングが浸透すればと想い、今回のイベントを企画しました。
そしてこのイベントの集客をクラウドファンディングを使って行った次第です。
しかし、クラウドファンディングの認知度が向上したのは素晴らしいことなのですが、想いが感じられない質の低いプロジェクトが乱立してるのも事実です。
このイベントでは僕らがどういった想いをもって過去にクラウドファンディングを行ってきたかをしっかり伝え、どんどんプロジェクトに挑戦しやすい環境を与えることができれば、と思ってます。
*プロジェクトページより引用
これが実際のみんなとのやりとりの中でまとまった、共通の想いです。
そしてプロジェクトを練り、公開され、丸一日半が経った今、自分のどうしようもない「カッコ悪さ」に気がつきました。
完全に調子乗ってた
今回のプロジェクトは、ぺーたーずの3人、るってぃさん、とこれまでクラウドファンディングに挑戦してきて、大成功をしていた方々でした。
そして正直、すぐに達成するんじゃないかと、鷹をくくっていました。
実際にスタートしたプロジェクトは思ったほどの反応はなく、ようやく自分の「甘さ」を認識。
そこに「おごり」があったのをしっかり受け止めないといけないし、このままじゃいけない。
しっかりと話し合いました。
また、今年に入ってからの半年間、つい最近まで一緒にプロジェクトを行っていた陶芸作家のユキガオさんに、今回のプロジェクトを見た感想をお伺いしたところ、このような返事も返ってきました。
ハードルを下げたいという気持ちと、簡単に挑戦してもいいという気持ちがまぜこぜになっていました。
恥ずかしかった。
これが直視すべき反省点です。
それでも絶対に壊したい「壁」がある。
今回のプロジェクトを通じて改めて感じたことがあるんです。
ぼくはこれまでクラウドファンディングについてこんな記事を書いてきました。
- 人にお金を出して頂くのはもちろん簡単なことじゃない
- お金に向き合っていないプロジェクトは失敗する
どれもめちゃくちゃな本音です。
この考えを通した上で、るってぃさんの一言を聞いて、こうした考え方もないとクラウドファンディングはもっともっと挑戦しやすいものにならないと思ったんです。
実際のるってぃさんのツイートでとても気になっていたものがあったんです。
プラットフォームあるあるだけど、SEO会社でコンサルしてる人は自分でブログ運営したことないし、クラウドファンディング会社にいる人は自分でクラファンやったことない。Airbnbに勤めてる人も実はホストやったことない人多い☝️
— るってぃ@クラファン挑戦中🔥 (@rutty07z) 2017年6月25日
こうして、自分の中にも新しい考え方も取り込んで、ぼくたちで始めたのが、今回のプロジェクトです。
実際にクラウドファンディングに挑戦することで、本当に多くの学びがあるし、これから何かに挑戦したいときに、「お金を理由に諦める」ということを無くすことができる。
これって本当に素晴らしいことだと思います。
だからこそ、いろんな人が「こんな内容でもクラウドファンディングに挑戦していいんだ」という空気を作りたい。
ここまではよかったのかなって思ってます。
スマートに、かっこ良くいこうとしてた
ぼくたち自身ももうちょっと肩の力を抜く必要があると感じたのですが、自分の一番の強みであるはずの「泥臭い戦い方」ができてなかったなって。
キレイに、スマートに、達成しようとしていたんです。
実際にこれからキレイにスマートに達成する人がどんどん出てきていいと思うし、そんな空気が出来上がってほしいと思っています。
ただ、それがぼくにとっての「自分らしい戦い方」なのかなって思ったときにはちょっと違いました。
だからこそ、現状のこの雰囲気は絶対に打開したい。その為に、泥臭い戦い方が必要なのであれば、迷いなく泥臭くいきたい。
ビデオ通話での会議が終わった後、改めて自分の思っていることを、メンバーのみさなんにもそのままお伝えしました。
改めて、残すところ5日間。全力で挑戦してきます。
今回のプロジェクト、必ず次に繋げるし、クラウドファンディングに関心を持っている来場者の方にとって「来てよかった」と思えるイベントにします。よろしくお願いします。
改めまして、ここでイベントの詳細と支援金額の使い道をコチラにも追記させていただきます。
「失敗してもいいじゃないクラファンだもの」イベント内容
【各個人にて登壇】1h程度
■あなたの想うクラウドファンディングを一言で表すと?
クラウドファンディングはあくまでひとつの手段。では「なぜクラウドファンディングなのか」、なぜ自分たちで貯金するのではなく「わざわざ」クラウドファンディングで資金集めに挑戦するのか。
メンバー各々のクラウドファンディングの捉え方をお伝えします。
■過去のプロジェクトに込めた想いと戦略の紹介
各メンバーで「こういったところに力を入れた」「この理念を大切にした」ということを実際の過去のプロジェクトの本文や実際に取った行動と、行動に対しての目標などをありのままお伝えします。
■クラウドファンディングを経て思うこと
プロジェクトが終わってからの、各々の活動にどういった変化があったのかをお話します。クラウドファンディングは目標達成が本当のゴールではなく、その後の活動をどう展開していきたいのかが大切だと思っています。そんなことをお話したいです。
■これから挑戦する人(考えている人)に伝えたいこと
ぼくたちが伝えられる「挑戦することの意味」を実体験ベースでお話させて頂きます。
【本音トークセッション】30m程度
■登壇メンバーが今一番気になるプロジェクト
- このプロジェクトのここがすごい
- 過去にプロジェクトを行った方の現在を見てクラウドファンディングの意味を考える
などなど、クラウドファンディングだけに収まらず、プロジェクトをきっかけに活動展開している人たちにも焦点をあててお話します。
■クラウドファンディング挑戦における実際の流れの説明(申請〜支援金の受け取り〜税金管理まで)
- 最大2ヶ月かかる「キャッシュフロー」は本当に気をつけよう
- プロジェクトによって税金のかかり方が違う?税理士さんにも相談した「ぺーたーず」からの税金管理のお話
- 申請したらもうプロジェクトの内容は変更できないの?申請したらすぐにスタート?などなど、実際にプロジェクトに挑戦するときの細かい疑問を全て解説!
■質疑応答 各々が捉えるクラウドファンディングの本質について泥臭く話し合います。
また、会場にお越しくださった方からのお話も伺って、それぞれの答えをお伝えします。
【懇親会】
当日のイベントに参加してくださった皆様とざっくばらんにクラウドファンディングについて暑苦しくお話できればと思っています!
もちろん、今回のプロジェクトにおけるぼくたちのお話も含めて。
資金の使い道
ぺーたーずの夜の営業の貸切自体は8000円。貸切に関するもろもろの経費と、お客さん全員のワンドリンクと、全員に用意する軽食。が今回の参加権のお金の使い道です。
イベント参加権において余剰金が出た場合はそのままぺーたーずでの懇親会に当てさせていただきます。
さいごに
今回、クラウドファンディングが達成しなくても、絶対にこのイベントは開催するし、このプロジェクトの話を含めて、当日はお話をさせていただきます。
イベントタイトルにつけた通り「失敗してもいいじゃないクラファンだもの」は、ぼくたちにも大切な考え方なので。
ただし、成功しなくてもいいとは1mmも思っていません。
挑戦する上で、失敗することはある。
だから失敗が存在する事はしょうがないんだけど、それと最初から「まあ成功しなくてもしょーがない」ってスタンスで望むのは全然違う。
逃げ道や言い訳を用意しての挑戦は「本気度」に影響する。
都合のいい言い訳にしちゃいけない。— ぼりさん (@borilog) 2017年7月5日
3000円という安くはない金額ですが、必ず金額以上の「得るもの」を参加者の方にお伝えさせて頂きます。
ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします!!
ぜってーハードル下げてやるからな。
— ぼりさん (@borilog) 2017年7月4日
以上、ぼりでした!