ぼりの備忘録

29歳板前、修業先の料亭を退職しました。

こんにちは、板前の「ぼり」です!

先日、4年間勤めさせて頂いた都内の料亭を退職しました。

板前の世界に飛び込んで6年、見てきた現実と変わってきた意識。

心の節目として書き起こします。

修業先で働くということ

会社に対して貢献し、対価としてお給料をいただくということ。

ぼくが自分の将来の為の「修行」だと思っていても、会社からしたら現場をうまく回す為の「就業」を与え、その働きに見合うとされるお給料を支払っている。

ぼくが修行と思って勤務先に行っていることはあくまで僕の勝手な意思。それは当然のことです。

修業先の捉え方の変化

それをふまえてぼくは収入に縛られて修行をしたくないと思ったんです。

「仕事を辞めたら生活ができない」。これがすごく危ないことだなって。

普通に働いていれば当たり前かもしれないけど、収入源がひとつしかないことは

 「自分がしたくてやっている」修行であると同時に、収入を得て生きて行く為に「嫌でもしなきゃいけない」ものになる。

苦痛じゃない修行も、それしか選択肢がないと苦痛になってくるんです。

だからぼくは、「好きで修行をしている」という自分の意識を保つ為に、生きるのに必要なお金を稼ぐ事においては、自分の力で生み出すことが必要だと思った。

生きる為のお金を修行以外で稼ぐ

会社という組織を離れた今、ぼくの収入源となるのはこのブログと、ブログで発信をすることで頂くお仕事です。

こうして少しずつ個人としての力をつけ、生きる為に必要なお金をお給料ではない形で自分で稼ぐこと。

これをしっかりと実現した上で僕は修行を再開します。

目標として、個人の活動で利益として毎月10万円以上。

この数字を実現する為にこれからしばらくの期間、どっぷりと個人事業での時間に費やそうと思います。

枠を外れるということ

ぼくの「生きる為のお金を自分で稼いだ上で修行を再開したい」という目標に対して、優しく見送ってくれる人や、辞める事を残念がってくれる人、不安を煽る人、いろんな人がいた。

その中で、昔からずっとぶつかることの多かった先輩からの言葉でひとつ、すごく心に残った言葉がある。

「悪く言ってくる人は多いと思うけど、みんな枠を外れる勇気がある「ぼり」に嫉妬してるんだよ。俺もそんな「ぼり」が羨ましくって色々言っちゃったね、悪かった」と。

てっきりぼくは「ただのバカだ」くらい言われていると思っていたんだけど、羨ましがってくれる人がいたことにびっくりした。

結果を残すことで誰かの後押しになりたい

とは言ってもそもそも、わかってなんてもらえないし、わかってもらう必要なんてない。

ぼくのやっていことをよく知りもせずに好き勝手いう人は多分、その人にとって「あいつ成功したな!」思われない限り「味方」にはなってくれない。

だけど、僕がこれから起こす行動でしっかり結果を残すことができたら、僕と同じような考えに至った時にとってちょっとくらいは勇気づけられるのかもしれない。

誰かの最初の一歩を踏み出す後押しになる、そんな存在になりたいです。

 

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2017年8月追記

板前修業を辞めて1年 、ようやくフリーランスとして生計を立て、依存をしない生活ができるようになりました。

これまでの活動も全て当ブログにて書き記してあります。

もしよろしければぜひこちらも読んで頂けると嬉しいです。