半年前、同棲していた彼女と別れて30歳を目前に独り身となったぼりです。
親がかなり若くして結婚していたこともあり、自分自身、小学校の時は
「21歳くらいには結婚して、25歳位には子供が2人くらいいてマイホームをたてている自分」をマジで想像していましたが、
仕事から帰ってきて1Kのアパートで瓶ビールを飲みながらブログを書いている。
これが現実のぼりです。(結構楽しい)
思い返してみれば恋愛についてそれほどいい思い出は蘇ってきません。
しかし、心に本当にしこりのように残っている失恋は数える程。
自分自身の為、この10年の間に起きたいくつかの事件を思い返してみます。
もくじ
浮気相手は自分だった、まさかの勘違い野郎な私 20歳編
当時20歳だった僕の周りはコンパが流行っていた時代でした。
BBQで活躍できるとモテると踏んだ僕は徹底的にBBQセットを買い揃えて
メンバーを集めて「秋の味覚BBQ」と題し日中コンパを開催します。
その時に出会ったのが初めての彼女となる天然おっとり系のKさん。
愚かなぼくの作戦は以外とヒットして見事次の約束までこぎつけます。
グループ交際のような形で2対2であそぶ事が増えて行き、
見事クリスマスイブの日に交際をスタートする事ができました。
が、その3週間後に突然フラれる事となります。
現実をまだ受け止めきれず、
落ち込み続け1週間が経った頃Kさんから電話が来ます。
考え直してくれるのかと喜んで電話に出た私はここで更に地獄へと突き落とされます。
「実は付き合っている人がいた」との事。
僕は浮気をされていたのを懺悔される電話をもらったのかと思いきや
「ぼり君よりも少し前に交際を申し込まれ、その後に断りきれずに僕とも付き合ってしまった」と。
そう。見出しにもあるように順番的に考えると僕が浮気相手だったのです。
この事件が発覚後、見事にぼりは女性を信用しなくなり
女性をぞんざいに扱うイケメンじゃないのに最低男時代を1年程過ごす事となります。
行く時に行かないと成功はない。チャンスを逃した瞬間 チャラい時代編
そんな傷もやがて癒え、その期間の間に割と好意みたいなものをオープンにアピールできるようになってきたぼり。
思えば深く踏み込む事はせずに相手の反応を伺っていたかのように感じます。
そんな中大きな仲良しグループの中にいた独創的なタイプのAさんに好意を持ちます。
Aさんに会うたびに「カワイイ!」を連発してました。
そしてAさんのファンとしてのぼりを周りに完全に印象を植え付けた中で
勇気を持ってアドレス交換を申し込んだところすんなりOK。
がしかし、いざメールするとなると文章を選びすぎてしまいグダグダと悩んでいる間に
人づてにAさんに彼氏ができた事を知りました。
後日仲良しグループの飲み会でAさんに会った時に相変わらずのテンションで
接したところ「ぼり、なにも連絡くれなかったね。」と言われる。
その時にはじめて「まさか、いけたんじゃないのか!?」と思い
そこから熱心にメールを送り始めるも時すでに遅し。
Aさんはそのままゴールインする事となりました。
あのテンポを逃さずに押して押していたら…と、思わずにはいられません。
条件によって諦めた恋 旅立ち編
僕は板前修業で地元石川県を離れる前まで
佐川急便でセールスドライバーとして金沢市内を駆け回っていました。
そんな中で出会ったのが取引先のYさん。
Yさんとは同い年でお客さんであるにも関わらず共通の友人がいた事で
すぐに打ち解けました。
初めてデートしたのが福井県のマイナー遊園地ワンダーランド(事故多発遊園地)
北陸で唯一、バンジー、逆バンジーの2つを揃えた遊園地でした。
ドライブをしてお互いの話なんかしたりして遊園地に到着した時には
結構打ち解けた状態。そして逆バンジーに挑戦する事に。
発射のカウントダウンが始まった時に強がりで
「怖かったら手でも握りましょうか!」とふざけて言ったら
思いっきり左手を握られて空にふっ飛ばされました。
そして僕は宙に飛ばされながら恋に落ちる事になります。
しかしそんなデートからわずか3ヶ月後、
僕は板前を目指すべく大阪に向かう事にするのですが
Yさんにはそれこそ泣きながらお別れを告げました。
夢のために恋を諦めるという選択をしたという事なのですが
見事、修行中にも電話したりメールしたりで全く吹っ切れていませんでした。
そして迎えた初めての連休での帰省。
僕は思いを伝えたいから。という事で直接会う約束をしました。
本気で遠距離恋愛として交際を申し込む気で。
迎えた約束当日の朝。
普段全く寝坊なんてしないのに起きた瞬間がもう待ち合わせの時刻。
電話で正直に謝罪し、すぐに母の車の鍵をむしりとって待ち合わせ場所にいったのですがYさんの姿はありませんでした。
僕はしばらく辺りを探し回り、電話やメールでの連絡を試みたのですが
一切の返信がなく、諦めて家路につきます。
数ヶ月後久しぶりに連絡をくれたYさんから
「実は待ち合わせ場所で待っていたけど見つけてくれなかった」と言われました。
そんなAさんも最近素敵な男性と結婚なさったそうです。
自分から別れを切り出す痛みを知った事 同棲解消編
僕が同棲をしていた相手のMさんは、
こういったら否定的に聞こえるかもしれませんが絵に描いたような普通の子でした。
そしてそこがよくて僕の方からお誘いをしたし、
彼女自身も普通を目指しているから、それは褒め言葉だよ。
といっていたのでやっぱり彼女の長所だったと思います。
僕は将来和食のお店を経営するつもりなので、
女将さんとなってくれる人と交際する事を考えていました。
そんな中で出会ったのがYさん。
勤務先の料亭で仲居さんとして働く1つ年下の女の子でした。
真面目、派手じゃない、そして気が強い。
将来女将さんになってもらうのはこんな子がいい!
と思った僕は食事の約束を取り付けます。
とにかく押して押して4回目のデートで交際を申し込みOKの返事をもらいました
ただ、僕はこの当初から「価値観」が違う事には完全に気づいていました。
仕事に対する重み、友人との付き合い方、そして遊び方。
けどそんな事はこれから擦り合わせていけばいいと思い、その気持ちを無視。
交際1年の末、同棲を始めます。
お互い感情をむき出しにするような 性格ではなかったのでケンカする事もなければ
何かあればちゃんと話し合うようにしていたので同棲生活自体は順風満帆であったと
我ながら思います。
ではなぜ現在別れるに至ったのかというと
結論からいって面白くなくなって飽きてしまったからでした。
仕事にとって熱い話をしていても「うんうん」
ご飯どこいこうか?の問いに対しては「どこでもいいよ、好きなところ言って?」
といった調子で全て合わせてくれる事でとても動きやすかったのですが
張り合いがない。
僕はきっとそういう人といるべきではないのだと実感しました。
現状以上を求めない。「今」に幸せを見出せる人は本当に素敵だと思いますが
僕は昨日より今日、今日より明日。の精神でずっとやってきているので
どうしても物足りなくなってしまったのです。
では何が違ったのかと考えてみたところ
彼女という存在を条件で選んだ事、好きという気持ちより頭で恋愛を計算してしまったとこに原因がある事に気付きました。
その自分に気付いた以上同棲を続けている事自体が失礼だと思い
しっかりと別れを告げる事にします。
この気持ちに気付きはじめてから実際に別れるまで半年の時間を要しました。
こうして何の罪もない「いい彼女」を
今までに関わってきたどんな女性よりも傷つける事になります。
正直、罪悪感や申し訳ない気持ちはかなり大きいです。
だけど後悔をしていません。本当に真剣に向き合えたと思っているので。
まとめ
アラサーとなった今、この酸っぱい経験たちを通しても
あの時どうすれば正解だったのかなんていまだにわかりません。
しかしこうしておけばよかった!ということばかりが後悔として残っています。
だからこそ1番最近にも関わらず、
心から向き合って考えて答えを出した元同棲相手のMさんに後悔はありません。
やらなかった後悔が心に残る以上、例え恥をかくような思いをしてでも
伝えたい気持ちをちゃんと伝えることが大事なのではないかと感じます。
自分に正直に。そして相手に正直に。
環境や条件で付き合う相手を決めたり諦めたりするのではなく、
心が向かった相手から自分も素敵だと思ってもらえれば
きっとどんな形であれいい恋愛になるのだと思っています。
これまで10年の中での酸っぱい思い出を含めて、
またいつか出会うであろう素敵な女性に見合う男になるべく
成長していこうと思います。
今までで1番長い記事になるのが過去の恋愛についてだとは思わなかった。笑