なんかどっかで見たことあるポーズで失礼します、板前の”ぼり”と申します。
- その瓶なに?
- 顔パンパンじゃない?
- 割烹着パツパツじゃない?
こんな気持ちでいっぱいかと思います。ぼくも同じ気持ちです。
ちょっとこの現状を説明させてください。
もくじ
ブログに問い合わせがきた
つい先日、あるお店からぼくに問い合わせがありました。
ぼりさん、はじめまして。金沢でとり白菜を提供している”さぶろうべい”と申します。今回は板前ブロガーのぼりさんに、我が社の商品を紹介してほしいと思いまして!
うちのタレ、秘伝で万能なんです。
「傲慢な方なのかな」と少しだけ感じたのですが、話を続けてみました。
ぼりさんに、我が社のとり白菜は自宅でも再現できるってことをアピールしてほしいです!
万能たれとして鍋以外にも使えるイメージレシピも用意してあるので、それも実際にやってみていい感じに書いてください!
さぶろうべいの”とり白菜”
「そもそも”とり白菜”って何?」って方がほとんどだと思うので、まずはお店のHPから簡単にご紹介。
「とり白菜 さぶろうべい」について
\\伝統の味を、次世代に継ぐ。//
創業60年以上続く伝統の味「とり白菜」は、ずっと石川県で愛され続けてきました。お客様層は幅広く、地元で長く愛着を持って来て頂ける常連さんやご年配の方~観光、若者のグループやカップルまで。みんなに親しまれる「さぶろうべい」は先代三郎平氏が造りあげた「秘伝の醤油たれ」の味を守り、もっとたくさんの方に味わって頂きたいと思っています。
引用:さぶろうべい | 石川県創業の名物とり白菜
ふつうにとても素敵な老舗でした。
とり白菜ってなんなん?(金沢弁)
とり白菜はさぶろうべいの名物料理。
下の写真が実際にお店で食べられるやつです。
下味をつけた鶏もも肉と白菜を鉄鍋で炒めて、玉子を溶いた醤油タレで食べる。
ぼくも石川県出身の地元民として実際に食べたことがあるのですが、一言で言うと「焼いて食べるすきやき」みたいなイメージ。
今回はこのタレをパッケージ化して販売するのに「秘伝の万能たれ」を実際に使って料理してみろってことでした。
なるほど、かしこまりました。
さぶろうべいのお取り寄せ”秘伝の万能たれ”とは
昭和25年にさぶろうべいが誕生してから67年。
これまでお取り寄せなどお問い合せも多数頂戴しておりましたが、
この度、ついに「秘伝のたれ」が販売されることになりました。
さぶろうべい「秘伝のたれ」は、すきやきや親子丼など
さまざまな料理にご利用いただけます。
引用:店舗HP
ちょっと、乱用しがちですね。”秘伝”ってワード。
注文してみた
公式サイトから注文したらこんな感じで届きます。
注文した翌日に届きました。はやい。ヒマなのかな。
*注文の混雑状況や配送地域によって1〜2日の誤差はあるようです。
中に入っていたのは以下のもの。
- 万能たれ
- とり白菜のレシピ
- 万能たれを使った応用レシピ
思いのほか高級感すごい
っておもいました。
”とり白菜”を実際につくってみた
いよいよ本題です。
レシピを見る限り、基本的な使い方はこんな感じのよう。
- 鶏油(以下:チーユ)をひく
- 下味つけた鶏肉を炒める
- 白菜いれる(完成)
- 万能たれに玉子入れて”つけダレ”にして食べる
とり白菜の下準備(2人前)
要訳したところ、
- 切って
- 焼いて
- タレにつけて食べる
だけ。
レシピと呼んでいいのかギリギリのシンプルさ。
用意したもの
- 鶏もも肉 200g(0.5枚分)
- はくさい 1/4
- 玉子 2個
下準備
- はくさい切る
- 鶏肉切る
*まな板を何度も洗わなくてもいいように、白菜→鶏肉の順番で切るとより簡単
*鶏肉は厚みを1cmくらいにすると火が通りやすくていい感じ
これで下準備は完了。簡単過ぎる…
さっそく仕上げにかかります。
とり白菜を仕上げよう!
笑えるほど仕事が順調に進んでます。でも関係ありません、楽は正義。
あっためたフライパンにチーユをひく
ここでレシピを再確認したところで問題発生。
(とり白菜だけの為にチーユ用意するのめんどくさい)
チーユって鶏皮の脂を集めたやつで、一般家庭には置いてないんですよね。
で、ちょっとキッチンを見回したらちょうどよさそうなのありました。
(いい、これでいい。)
次、いきます。
鶏肉炒める
鶏肉は怖いので充分火を通します。
白菜入れる
白菜はしんなりしてくるので、鶏肉の4倍くらいの量を入れても大丈夫。
こんだけあるのが
こうなります。
はい、こんだけで完成!簡単!板前いらず!
実食。
あついうちにいただきます。
秘伝の万能たれにたまご溶いてつけダレにして食べる
基本的にはタレと水を半々で割ったところに玉子を混ぜ合わせたらちょうどいい感じ。
いい感じに溶いたところに
くぐらせ
食う
白菜が死ぬほど熱いので注意してください。
実際ちょっと冷ましてから食べてみたんですけど
あ、白菜がけっこういい仕事してる…
ってのが感想でした。鶏肉の脂を吸い込んだ白菜がめちゃめちゃいい感じ。
再度になりますが、とにかく白菜に注意してください。まじで熱いです。
”秘伝の万能たれ”はなにが”万能”なのか検証してみた
わかった、自宅で再現しても美味しいのはわかった。
でも、この”万能たれ”って言葉、正直卑怯じゃないですか?
”万能”ってことは「全体的にだいたいいい感じだよ」ってことだし、それってつまりパンチとかないってことじゃないですか?
全く関係ないんですけど、当たり障りのない男ってモテないんです。
これも踏まえて、そーゆー曖昧な表現は撲滅したいので、他の料理も作ってみることにします。
万能たれの中に入っていたレシピには、応用レシピも付属。
ここでのポイントは、では全てほんだしなどを使う必要がなく、万能たれに入っている旨味で出汁がカバーできること。
これには石川県でつくられた万能たれだからこその魅力があります。
とり白菜の”秘伝の万能たれ”はここがポイント!
- 老舗醸造所”ヤマト醤油味噌”独自の貯蔵製法!
- かくし味に”いしる”入り!
*ヤマト醤油味噌がある、金沢・大野地区は日本の醤油醸造五大産地
*いしる:石川県の伝統発酵調味料。イカやいわしを使った魚醤
石川県の名産とされる醤油と魚醤で旨味を持たせる、こだわりのタレ。
すごい。(言葉足らず)
ではでは実際にいってみます。
とり白菜秘伝の万能たれで作る”親子丼”
甘辛タレなので、もちろんいけます。みんなだいすき親子丼。
材料(2人前)
- 万能たれ:水 1:3
- とりもも肉 120g
- たまねぎ 1/2個
- 生卵 4個
- みつば (あれば)
作り方
- 鶏肉、玉ねぎをひとくちサイズに切る
- 合わせたタレで切った鶏肉と玉ねぎ煮込む
- 玉子でとじて完成
色々ポイントがはあるのですが、細かいところはぼくが親子丼用に書いたレシピを読んで頂いた方がいいかと。
【調理時間10分】トロトロ親子丼が簡単に作れる3ステップ! | ぼり飯.com
感想
甘すぎず、辛すぎず、ちょうどいい味付けの親子丼が完成。
お店の味です。まじで。
味の調整をせずにこの味にたどり着けるのすごい。
鶏肉を玉子とタレにつけて食べるために作られたタレなので、親子丼と相性めちゃいいです。
お子さんとかに作る場合は、砂糖をひとつまみくらい入れてもいいかなと。
とり白菜秘伝の万能たれで作る”肉じゃが”
「肉じゃがもいけんの?」って思ったんですけど、実際やってみました。
材料(2人前)
- 万能たれ:水 1:4
- 豚肉 120g
- メークィーン(小) 2個
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1本
- 糸こんにゃく 適量
作り方
- 材料をそれぞれ一口サイズに切る
- 肉→じゃがいも→にんじん→たまねぎ→しらたきの順で炒める
- 万能たれで煮込んで完成
こちらも親子丼同様いろいろポイントがはあるのですが、細かいところはぼくがにくじゃが用に書いたレシピを読んで頂いた方がいいかと。
【簡単すぎる】肉じゃがってフライパンで作るもんだと思ってます | ぼり飯.com
感想
まじでできた、最強かよ。
ポイントは、余計な味付けが必要なく、本当に水と万能たれのみの味付けで料理が出来上がること。
とり白菜の万能たれを料理に使う際のポイント
料理の簡単な基本として以下の流れがすごく基本的な料理の形です。
- 切る
- 加熱
- 味付け
これの、1,2の工程済ませさえすれば、あとは万能たれでいけます。
万能たれの強みって、タレ:お水(もしくは出汁) の割合さえ覚えちゃえば、あとは何も考えなくていいことですよね。
他についていたレシピも、水と割る分量だけで書いてくれてるので、「〇〇を作るときは4:1」とかみたいに楽に覚えられるので、レシピが統一されてるってほんと大事。
この要領で、煮魚、照り焼き、丼、麺類の出汁などなど、甘辛い和食料理全般に対応できます。
とり白菜”秘伝の万能たれ”3つのチェックポイント
- 白菜には気をつけろ
- とり白菜を食べるときは「たれ:水=1:1」と卵1個で割る
- 万能調味料で使うときはたれ:水の割合を変えればOK(レシピ付き)
白菜に気をつけて、水で割って使う万能調味料という認識で正解です。
こんな人にオススメ
万能タレがあると味付けに迷わなくなるので、こんな人にオススメします!
- 調味料たくさん家に置きたくない
- チャっと、サッと、簡単にうまい料理作りたい
- 甘辛いタレが好き
何度でもおつたえしますが、 楽は正義。
さぶろうべい”秘伝の万能たれ”注文方法
それでは注文方法を。
店舗HPから購入ページに飛んでSTORES.jpというオンラインショップを介して購入します。
- アカウントつくる
- 送り先住所登録
- 支払い方法指定
この3ステップで購入完了。
商品をカートに入れます。
*別途送料がかかります
①アカウントつくる
アカウント登録が必要ですが、Facebookと連携できるので、面倒な入力は不要。
②送り先決める
送り先住所を入力。
③支払い方法決める
支払いはクレジットカード、銀行振り込み、コンビニ支払い、様々な支払い方法が可能。
これで完了!
ぼくは翌日に届きました。
*地域、配送状況によって数日のズレが生じる場合があります
寒い北陸地方の為に作られた”とり白菜”、ぜひ一回食ってみて。
寒い北陸の片隅ではじまった「さぶろうべい」。
創業者 三郎平氏は限られた食材の中で、
それを余すことなく使用し、とり白菜鍋を作りました。
それは、料理と呼ぶよりも寒さに震える人々を暖かくした「ご飯」です。引用:店舗HP
白菜で完全にやけどしたぼくですが、とり白菜は創業からずっと日々の食卓を囲む”ご飯”をコンセプトとして続いてきました。
そのお店の味が自宅で味わえるようになるって、めっちゃいいやんね。
”秘伝の万能たれ”は特別に変わった味がするというものではありません。
毎日の”ご飯”に使える、それが”万能たれ”。
終始「当たり障りのない男はモテない」とかディスりまくっちゃってすいませんでした。
日々のご飯にフワっとほっこりを彩ってくれる秘伝の万能たれ、ぜひぜひ一度お試しあれ。
1本、3本での購入方法が選択できるので、気になった方はぜひ。
(3本まとめ買いすれば、5%の割引があります)
追記
また、YouTube”わっきーTV”のわっきーさんもさぶろうべいを紹介されていたので、こちらも合わせて見てみてね!!
残りのタレに中華麺をまぜて油そばにして食べてるんですけど、これもやべぇ!!
こちらでも最後にお得情報を出してました!さぶろうべい太っ腹〜。
www.youtube.com寒い冬を鍋で過ごすのもいいですが、たまには味を変えて、とり白菜を自宅で作ってみるのもめちゃくちゃありですよね!!!!(最後のゴリ推し)
それでは!ぼりでした。
写真協力/松山 歓己