こんにちは、ぼりです。
10月も終わりますね。「時間過ぎるのめちゃくちゃ早ぇ…」と感じる三十路の秋です。
ぼくは、7月いっぱいで、住んでいた都内のシェアハウス「ハイパーリバ邸」を出ました。
【ご報告】ぼりはハイパーリバ邸を卒業します。 – ぼりちゅにてぃ
ぼくは「まるも」で、フリーランスとして独立されたい方に対して、お伝えできることを最大限にお伝えしながら、講師という立場ではありますが、「拠点づくり」のためのコミュニティ運営について、経営を含めて学ばせて頂きます。
この動き出しから3ヶ月、ただひたすらに「人と向き合うこと」について、体感し、反省し、勉強してきました。
この期間を通して感じたこと、これからのことを節目として書き起こします。
もくじ
「いなフリ」講師、統括としての3ヶ月
ぼくが3ヶ月を過ごさせて頂いたのは、山口拓也(池ちゃん)さんが運営する「まるも」「hinode」というコミュニティスペース。
こちらで開催されている「田舎フリーランス養成講座」の講師をつとめさせて頂きました。
田舎フリーランス養成講座では、1ヶ月の期間を通して、以下のようなことに挑戦します。
- webライティング
- サイト制作
- デザイン基礎
- 営業
- クラウドソーシング
- ブログ運営
- 個人のスキル商品化→販売(受注)
一個人がパソコン1台を通して、フリーランスの活動をしていく為の知識や技術を実践を通して学んでいます。
ぼくは発信関連での講座を担当させてもらっていたのですが、どちらかといえばメンターとして担当していた部分が大きかったように思います。
「目的」自体を探しに来てる人も多い
「フリーランス養成講座」ではあるものの、そもそも受講した方にとって「フリーランスが目指すべき形なのか?」ということは常に意識してきました。
働き方のひとつとして存在する「フリーランス」を目標とするのではなく、自分が生きやすい「状態」として一番合っている方法はなんなのかに向き合ってもらう1ヶ月。
ぼくは受講生の方々の「目的」について向き合うことに力を入れてきました。
なりたい形は「フリーランス」ではなく「生きやすい状態」なのかも
実際にいなフリを受講した人の中にはこんな方々がいました。
- 会社員以外の働き方を知りたい
- 個人事業を拡大させたい
- 会社に依存したくない
みんなそれぞれの想いがあるし、なんなら「できればなにもしたくない」という人も。
もちろん、誰が間違っていて、誰が正解とかはない。
でも、少なくとも「自分がどんな状態でいたいのか」という目的をはっきりさせないと、その為の目標が設定できない。
だからこそ、この1ヶ月を通して「自分の人生と向き合ってほしい」なと。
偉そうに聞こえてたらごめんなさい。でも、自分自身がとことんぶつかりまくった「問い」だったし、この記事を書いている今現在もずっと考え続けていることなので、大切だと思うんです。
「自分の本心と向き合う」1ヶ月
ただ単に決められたカリキュラムに従って技術や知識を学ぶだけであれば、自分と向き合う必要はありません。
でも、その技術や知識は「なんの為」に必要なのか、自分が目指している状態は何なのか。
ぼくは、フリーランスはただの「方法」の一つだとしか思っていないので、「いなフリ」を受講したからといってフリーランスにならなければいけないとも、なって欲しいとも思っていません。
でも、フリーランスを体感する1ヶ月を通して、自分と向き合ってほしい。
そんなつもりで受講生の方と関わらせて頂いてました。
そして、自分と向き合う為には「壁打ち」が必要です。
「これまでの自分」を、知らない人に壁打ちする意味
*写真と本文は一切関係ありません
ぼくは「自分と向き合う」為の壁打ちとしての役割。いままで全く別の人生を過ごしてきた人間だからこそ、喋れることがある、本音をぶつけることができる。
自分の頭の中で考えていることを目の前の人間(ぼく)に言葉にして伝えることで、頭の中を整理してもらう。
ぼく自身は何か画期的なアイディアを生み出せるようなことを目標とするのではなく、受講生の方の「本心」に触れられるような「話の壁打ち相手」になるように務めてきました。
3ヶ月の「いなフリ講師」を終えて
この3ヶ月を経て、気づいたことがあったり、目標が更にハッキリしたりしました。
「自分に向き合う」には「時間」と「壁打ち相手」と「環境」が必要だと改めて実感した
義務教育が終わって、大学生になったり就職したり、みんなめちゃくちゃ忙しいです。
ぼく自身も、板前修業を辞めるまで、「働かない」という期間はなかったので、ずっと「立ち止まる」ことができなかった。
そして、忙しいことに安心して、自分と向き合うということをおざなりにしてしまう。
ぼくがこういった「時間」をとれたのはたまたまで、フリーになったと同時にハイパーリバ邸というシェアハウスで、多くの方との会話を通して「壁打ち」をすることができました。
こういった機会は偶然降ってくるものではありません。(ぼくのパターンは奇跡だと思ってます)
このような、自分と向き合う「時間」と「壁打ち相手」を得られる「いなフリ」という環境は、やっぱめっちゃいいなって思いました。(営業)
地方独立を支援する移住型体験プログラム「田舎フリーランス養成講座」公式サイト
自分ひとりでは何もできないことを死ぬほど痛感した
3ヶ月目となった10月は、恐れ多くも「統括」という立場で受講生の方々とかかわらせて頂きました。
「もっとできる」と思っていた自分は簡単に崩れ去り、自分でできること、両手を広げて抱えられるものの小ささを思い知りました。
ぼくは数字を見るのが苦手だったり、今回の講座の内容の全てを自分が完璧にできる訳ではありません。
だからこそ6人の運営スタッフの人にめちゃくちゃ手助けを頂いたし、たまに褒めてもらったり慰めてもらったりすることでなんとか1ヶ月を乗り越えることができました。
hinodeで行われた1ヵ月の「半農半フリーランス養成講座」が無事、修了しました。
統括という立場でしたが、やっぱりぼくはこうしてみんなが楽しく関わっている空間を「見る」のが大好きです。
メモなのでグチャグチャなのですが、最後にみんなに伝えた言葉と一緒に。#hinode pic.twitter.com/3T7jlZBdKD— 凡人 ぼりさん (@borilog) 2017年10月27日
統括という立場であっても当然ながら完璧ではないし、むしろ結構偏ってる。
最終的には受講生にまで怒られているような人間でしたし、反省すること、次に生かさなければいけないことだらけではあるものの、全力で取り組んで、本気で向き合うことができた1ヶ月なのではないかと思っています。
半農半フリ修了パーティーから一晩明けて、朝一番から受講生に
「はやく起きろ」
「チャック空いてる」
「講師感どこいったんだよ」
「ただのダメ人間じゃねえか」
と散々笑われました。
完全に気が抜けております。
おはようございます。#hinode pic.twitter.com/HyHCStCY9L— 凡人 ぼりさん (@borilog) 2017年10月28日
周りで関わってくれている人や、陰ながら支えてくれている人がいることは忘れちゃだめ、絶対。
やっぱ、人の「きっかけ」になりたい
この3ヶ月間はもちろんしんどい期間だったんだけど、やっぱりそれ以上にめちゃくちゃやりがいがありました。
自分という相手を通して壁打ちすることで、自分の本心に気づいたり、違和感に向き合ってくれる人がいる。そんな転機に居合わせることができる、関わることができる。
こんな素敵な体験ってなかなかないなって。
ぼくのプロフィール記事にも書いてあるのですが、ぼく自身何度も誰かの一言や、行動がきっかけで人生が動いてきました。
そのときに関わった人や、その場面はずっと鮮明に心に残っているし、大切な思い出です。
これからもずっとそんな思い出を増やしていきたい。
来年オープン予定のシェアハウス「ぼりちゅに邸」
ここでぼくの話に戻るのですが、ぼくは来年の春に地元石川県の能登地方に移住し、シェアハウスを立ち上げます。
その名も「ぼりちゅに邸」。
ブログの先月にブログのタイトルを「ぼりログ」から「ぼりちゅにてぃ」に変更したのですが、これはぼくのブログのコンセプトを表したもの。
当ブログのタイトルを「ぼりログ」から「ぼりちゅにてぃ」に変更しました – ぼりちゅにてぃ
ぼくは自分自身の人生を通して、人のきっかけになることや、心に残ることを目標に日々活動しています。 目の前の一人を大切にすることと同時に、自分のリアルな体験や思いが誰かの何かのきっかけや心に残ることになってほしい。
*記事中より引用
このブログで書いていることは、自分の気づきだったり、日々感じたことだったり、自分が挑戦したことで得た「機会」を書き記しています。
そして、読んでくれた人にも参考になったら幸いだなと。
こうして「自分で掴み取った機会」をブログだけでなく現実の場にも広げることで、より誰かの「きっかけ」になる活動を拡大していきます。
料亭を辞めてからの1年間で、「ハイパーリバ邸」「まるも」「hinode」での生活を通して、本当に多くの方とかかわらせて頂きました。
多くのものを頂いたし、自分自身の足りない部分や長けている部分も少しづつですが理解が深まっています。
これまでの活動の中で自分が感じたこと、学んだことも、全てこの「ぼりちゅに邸」に活かしていきます。
あ、あと先日の「いなフリ修了パーティー」で受講生のみんなから頂いたウイスキー、めちゃくちゃ嬉しかったです。
これ、ほんと嬉し過ぎます。
また、宝物がひとつ。#hinode #半農半フリ pic.twitter.com/7E4VrD3Zga— 凡人 ぼりさん (@borilog) 2017年10月27日
「ぼりちゅに邸」が実現したら、オープニングパーティー的なもので開栓します。
「大切なもの」が増えていく。めっちゃ幸せです。
会いたい人に会いに行く1ヶ月
*この写真も記事の内容とは一切関係ありません
これから1ヶ月間、この辺りの土地を中心にフラフラしてやろうと思っています。
- 関西(コーヒーすごいひと、童顔陶芸作家、えらちょんぱ、美人)
- 東京(ハイパーリバ邸に寄生帰省)
- 中京(ファスティングの方、鍼灸師さん、フレンチさん)
- 高知(イケハヤさん、自由な猿の方、ひざうらの人)
もっといろんな人に会って自分をアップデートしたいし、相手のきっかけにもなれる人になりたい。
1ヶ月かけてふらふらする予定なので、しゃべってもいいよって方、ぜひぜひお声掛けくださいまし。
そして本題です
あと、あとね、3ヶ月すごい頑張ったから、久しぶりにビール飲み歩きたいなって思ってるんです。
もし…もしよろしければ…ぼくに生中を1杯おごってくださいませんか…
どうか…
よろしくお願い致します…
ぼりでした。