飲み会で喋ってることを、YouTubeでもラジオでもブログでも、なんでもいいから未来に残したい。そんな個人的な想いからはじめたこの企画。
飲み会のときの話ってすごい楽しいのに、翌日には記憶がほぼなくなってる。(老化・飲み過ぎ)
でも、いつも行動のきっかけは飲み会での友達との対話から生まれてきた。
「未来の話」も好き、だけど”その人としか”できない「思い出話」も大好き。
ざっくりこんな想いを大切に、10年後の思い出話のためのタイムカプセルラジオ「すぽちゅにてぃ」第5回。
今回は仁平と。居酒屋ガツンからの長い付き合い。
当ブログ記事は対談としての書き起こしになります。
もくじ
庄司さんの「支配したい」という衝撃——居酒屋ガツンで学んだこと
ぼり:株式会社リバ邸っていうシェアハウス運営会社やってます。もともと板前からブロガー、シェアハウス管理人になって。今回はブロガー時代からの友達、仁平(にへー)と対談します。
仁平:仁平と申します。「カラダのよろず屋」をやってます。怪しいですね(笑)。基本、人の体を調整する整体師みたいな感じでやってます。
ぼり:最初の出会いは居酒屋ガツンだね。
仁平:そうですね。2019年とかですかね。
ぼり:ガツンってもはや説明しきれないよね、この企画で。
仁平:ですね。
ぼり:ガツンっていうのをすごいさらっと説明すると持ち込み自由の居酒屋さんで。
持ち込み代とか氷代だけ払って、お惣菜はレンジでチンしてくれるぐらいで、あとはもうお好きにどうぞみたいな居酒屋さん。
ただし、店主に嫌われたらすぐ帰らされる。「アバヨ!FUCK YOU!!」って言われて。
引用:新R25ぼり:20代後半、板前辞めて出張料理人で独立して、しかも板前で揉めに揉めて自我が爆発して独立した状態の俺には、衝撃的にかっこよかったのよ。
仁平:わかるよ。
ぼり:庄司さん(ガツンのオーナーさん)を見て「こんなに飲食店で自我を出していいんだ」っていう衝撃。「お客さんとか関係ねえから」っていう。
で、当時の俺がすごい尖ってて、自信があるっていうより小型犬の威嚇に近かったんだけど。とにかくキャンキャン吠えるみたいな。
仁平:尖ってたねぇ。
2018年くらいのイキり倒してる私ぼり:だからこそ庄司さんにすごい興味が湧いて。
「何がしたいんですか」
「なんでそんなに自我出せるんですか」
「何がしたくてガツンなんですか」
っていうのを聞いたら、一言「支配したい」って言って。
仁平:言ってた、言ってた。
ぼり:ただ、もうちょっと詳しく聞いてみたら「支配したい」っていう言葉で引く必要はなくて。
語源で調べたら漢字の通りの「支配」で。「支えて配る」じゃん。そっちの方の支配がしたいっていう話をしてて。
仁平:いい言葉ですよね、支配。
我欲からの卒業—「わがまま」と「あるがまま」の違い
ぼり:2018年頃の自分、改めて思い出してみてもすごい恥ずかしいこと多くて。
あの当時、すごい「我欲」って言葉使ってたじゃん俺。
仁平:言ってましたね〜笑
そうそう。でもにへーが1回Instagramの配信で「我欲に溺れてる人はダメよ」みたいなこと言ってたやん。
仁平:僕ですか?
ぼり:そう。なんか「我欲は卒業しましょう」みたいな。
仁平:えーと、「わがまま」と「あるがまま」の話ですね。別にあなたのこと指しに行ってないからね。
ぼり:当てつけやろって思ってた(笑)。
仁平:単純に「素直」って何かっていうのと、「わがまま」と「あるがまま」って違いっていう話で。
僕は仕事として体とか健康の方を見てるからわかるんだけど、素直になれなくて病気になってる人が多いんですよ。心と生活がねじれてたりみたいな。
ぼり:なるほどね。
仁平:ぼりさんが言うその「我欲」って言ってるので、大体まあわがままに寄ってるんじゃないかっていうのは思ってたけど、あなたに対しての当てつけではない。
ぼり:俺は今でも当てつけと思ってるけど、まあ違うのね(笑)。
仁平:全然違う。単純に「素直になってたらわがままになっちゃうんじゃないか」って言ってる人がいるわけですよ。でも「わがまま」と「あるがまま」は違ってて。
仁平:素直っていうのは僕の中では、行動と言動と意識が一致していること。
「わがままな人」っていうのは、TPOをわきまえない人
TPOをわきまえた上で自分が素直になってる人のことは、僕は「あるがまま」ですよって思ってる。
ぼり:その考え方だとどうかな〜、当時も我欲って言葉は「自分を殺さない」みたいなニュアンスで大切にしてた言葉だったんだけど。
でも能登に移住して限界集落に移住した時は、能登の移住先のTPOに合わせずに無視して切れたりしてたから、わがままだったかもしれない。
移住先の家を紹介してくれた、集落の偉い人から「この集落にたくさん移住者呼んでくれたら嬉しいです」って言われたことに対して「ぼくの事業によって移住する人が生まれたらそれはそれで構いませんが、移住してもらうために頑張ることはしません」って言い切って、地獄みたいな空気になってたから。
仁平:わがままですねぇ〜笑
ぼり:ただ、今はこの金沢文庫に引っ越してきてから、地域事業者さんの飲み会とかに入らせてもらった時に「この地域で自分を殺さずに役に立てる状態をどういう風に探ろうかな」みたいなに思考なってきてて。丸くなったのかな。
仁平:それは「わがままじゃなくなった」でいいんじゃない。丸くなったっていうよりも「あるがまま」だよ。
ぼり:それならそれで良かった。でもなんか最近言ってることが、一周回ってまた「我欲」って言ってた頃に戻ってきた気がして。
多分あの時って無理して言ってたのよ。虚勢というか、強い言葉を使うことでちょっと口出ししづらくするみたいな。
でも今は、もうすごい自然に「したいようにすればいいんじゃないかな」で、その多分、TPOをわきまえるとか、ちゃんと今の場所を壊さずにやるとか。
ここのバランスが昔よりはちゃんと取れるようになってきた気がしてる。
仁平:素晴らしいじゃないですか。BLEACHの藍染惣右介も言ってましたけど、あまり強い言葉を使うとね、弱く見える。
ぼり:ほんとそうだよね。強く見せようと思ってる時点で弱かったんだよ、あの時。
仁平:そう。あと、強く見せる必要がないじゃん、そもそも。
ぼり:ないね。強く見せなきゃいけないってことは、何かがねじれてる状態やから。そこはちょっと良かったなと思ってる。
仁平:いいじゃないですか、気づけたんだ。
「ミドルエイジクライシス」——必殺技っぽい言葉
ぼり:ミドルエイジクライシス——最近知った言葉の中ですごい好きな言葉なんだけど。
仁平:好きなんですね(笑)。
ぼり:必殺技っぽくない?ミドルエイジクライシス。
仁平:まあ、どうぞ続けて(笑)。
ぼり:仁平の解釈というか、知ってる範囲でミドルエイジクライシスってどんなもん?
仁平:ほとんどは老化だよね。老化とそれに伴うホルモン異常だと思いますよ。それによって起こるネガティブ思考とか虚脱感とか。僕は基本そんなもんだと思ってますけどね。
ぼり:あ、俺も認識合ってる。で、それのもっと具体的な行動で起こるものっていうのの一つがあって。
おじさんは話が長くなるっていうのの理由が、ミドルエイジクライシスが関係してるらしくて。
40過ぎてからぐらいで、会社員の立場で言うと役割とかもなんとなく上に来たりとか、子育てしてるママだったら子供が自立してきたとかって、このぐらいの年じゃん。
でも、会社では立場が上になって実務に追われなくなって余裕が出てきたり、もう子育てでとても気を使わなきゃいけないことがなくなってって時にふと暇になって。
「あれ、自分はこの人生で何を残せてるんだろう」みたいな焦りになっちゃうんだってさ。
だから、若者が自分に何か聞いてくれたことに対して、少しでも役に立ちたいとか、少しでも何かを残したいって話が長くなっちゃう。
でもさ、話が長くなるっていうおじさんのあれって、絶対昔から嫌いだったじゃん。
若い時から、20代の時から「うぜえな」って。
でもあれってもうどうしようもなくなっちゃう仕組みなんやなと思って、人間の。
仁平:なるほどね。
ぼり:で、ミドルエイジクライシスとかって出てくるのが40代ぐらいやなっていうのが、まさに俺の世代なのよね。パワーだけは有り余ってるけど、どこに残せばいいかわからない状態。もう自分ごとの悩みにこれからなっていくはずで。
で、だから三茶ジャパンの出番だなって思って。
仁平:三茶ジャパン、全員おじさんじゃん。
ぼり:そう。子供2人おる親と、独身バリバリ貫くやつと、結婚だけした俺とそれぞれおる。だから今、あのふわっとお題に出てたのは、「おじさんのアップサイクル」。
仁平:おじさんのアップサイクル。
ぼり:おじさんの話ってうざいやん、眠くなる。でも例えばやけど、入眠用のYouTubeとかにしたらいいんじゃねぇのって思って。
うぜえなーで、話流し聞いとるぐらいやったら、眠くなるわこんなやつの話——っていう話をYouTubeにしてしまえば、眠くなるやん。
仁平:まずおじさんの独り語りをわざわざ選ばない。ましてや入眠用BGMとしてそれ選ばない。相当コアだよね、選ぶとしたらね。
ぼり:でもアル中カラカラとかあるわけやん。
仁平:アル中カラカラはあれが見たいよ。だからそういうなんか——そういうなんか、敵がミドルエイジクライシスとかになるかもね。
それのビジョンは何なんですかっていうビジョンに共感してくれたらみんな多分賛同してくれるよ。やっぱミドルエイジクライシスをなくすみたいなことじゃない?
ぼり:ミドルクライシスは本能やから無くすの絶対無理やけど。でもね、そんぐらい遊びでやりたい。本当にそんなん無理やんっていう。
「過去投資」——10年後の同窓会のために今を楽しむ
ぼり:マイナスをゼロに戻す時ってモチベーションというかパワーすごいやん。借金返したい、見返したい、みいたいな。でもどっかで卒業せんとダメやん。
俺今楽しい方に行ってるけど、怒りの着火剤としての強さと薪としての弱さをわかってるのよ。すぐ終わるじゃん。ちょっと解決したらそれで終わってしまうから。
でも三茶ジャパンは何のヘイトもないから、「ミドルエイジクライシスって面白くね、必殺技みたいじゃん。これを解決するサービス作ろうぜ」とかって言ってるのに紐づいて怒りが入ってきてて。
仁平:なるほど。メタ認知できてないのこれの?
ぼり:できてないんじゃない?着火剤もあるし、長く楽しめる炭もあるから火遊びしよう!くらいの感覚
仁平:いいのかな?
ぼり:いいんじゃない?これはなんか良さそうな気がしてて。ただ単純に面白いだけの裏に、根強い火がある。
仁平:その面白いをどの視点で見て面白いのかなんじゃないのかな。
自分たちで内輪で本当にキャッキャキャッキャ言ってて、それを外に広げたいとか思ってない。自分たちが面白いのが一番いいと思ってる感じ?
ぼり:そう、完全に内輪ノリっすね。
俺、過去投資をしてるのよ。
仁平:過去投資?
ぼり:そう。思い出作るための過去投資。
「10年後の同窓会のために、今楽しいことしようぜ。」が多分、俺ずっと原動力になってるのよ。
地元の友達もそう。将来すごい楽しい飲み会あるやん。だから思い出話のために今思い出作ろう!っていう。
仁平:なるほどね。そうか、そういう原動力なんだ。
ぼり:俺はそう。「将来、あの時はおもろかったよね」したい。そんでそれはブロガーの原体験かも。
みんな——愛ちゃん、宮森、とかがみんな大学生とかニートですとか、色々やってたのに「あの時みんなで頑張ってよかったね」で今楽しく飲めるのが、やっぱめっちゃ楽しいのよ。
みんな今では成功しちゃって経営者とかインフルエンサーになってて。でも絶対に安安に行く。
みんなからしたら安安なんてもう絶対行かない場所になってると思うんだけど@安安を嫌がったら終わりだからね」ってすごい刷り込んでる。
でもあれが楽しいのよ。
仁平:すごい嫌な人
ぼり:「これを楽しいと言える俺らであろうぜ」圧ですね。
「ゴムみたいな塩タン」「ハイボール濃い」って言いながら飲みたいのよ。
「この席変わんないな」って言いながら「腰痛いよ」って言いたい。
仁平:言いたいんだ(笑)。
「快楽の探求」——知的好奇心と人間関係
ぼり:にへーは俺の思い出作りみたいな、そーゆー「これのために今の行動があるな」って行動あるの?
仁平:僕は、人間関係がそもそも関係ないかな。仕事の欲で言うと。
本当に知的好奇心を満たしたくて生きてるからそこに人間関係は関係ない。楽しい人いたらもちろん面白いし刺激を受けるけど。
仁平:僕はなんか単純に、例えば指を1本曲げた時に、これ指曲げる筋肉「屈筋」って言うんだけどさ、指先からこう肘ぐらいまでの筋肉を収縮してるだけじゃないはずなんだよね。
もっといろんなとこ動いてるはずなんだよ、これで。で、これを全て感じ取りたい。
ぼり:ちょっともうよくわかんなくなってきた。
仁平:その探求心って言い出したらキリないじゃん。どっかでみんな蓋閉じる。
ぼり:閉じるね。あ、でもそういうので言うと「その蓋、閉じればよかったんじゃないかな…?」っていうのが、ポリアモリーの人とかってその行為とかに対してすごい探求的に行くやん。でもあれってキリがなくない?
仁平:そうだね、キリはないね。
ぼり:俺はなんだろ、今奥さんと結婚した理由のひとつとして、結婚のメリットって選択肢を排除できることやと思ってるのよ。
奥さんだけに集中する。その分、この人生での「恋愛面」はもうここで絞りました。じゃああとは仕事頑張りましょう!っていう。
でも、キリがない系の欲求を満たしに行くのってパンドラの箱を開けに行く行為やん。恋愛に対してそれを仕事とかが好きな人がやり始めた時に、マジで沼るやん。
あれってどうにかなんないんですか、先生。
仁平:蓋開けなきゃよかったじゃんって言えば終わりなんだけど、人それぞれどこに「快楽」を置いてるかによって違うからね。
その人にとってパンドラの箱を開けることが快楽(取り組んでみたい)になるんだったら止められるものでもないと思う。
ぼり:なるほど、確かに。にへーの知的好奇心にもキリはないのか。
仁平:ないね。単純にどこまで広げるかなんて多分ないんだよね。
好きに理由なんてないじゃん、みたいな。
最終的には感情的だと思う。「知りたい」ってことに関して感情で動いているみたいな。
その上で、僕の場合そこらへんのメリハリを自分でつけてるの。
全て知りたいし全てやりたいから、じゃあ限りなく何か減らそうと思って、僕、服これしかないじゃん。いつもこれじゃん。
確かにいっつも黒い服着てるぼり:あー、そうね。
仁平:僕の場合、この黒い服が4着で、長袖か半袖しかないわけ。服を選ぶことに興味がないの。
で、これ、僕は服っていうものを人生の中で選択肢の中で極限まで削って、ここをミニマルにしたんだよ。
その分、知識をマキシムにしたいっていう部分があって。
マキシムにするべきものとかしたいものとかって、人によって絶対違うじゃん。
仁平:僕のそれこそクライアントでも、死ぬまで好きなもの食べたいからめちゃめちゃ運動する人いるんだよね。
好きなもの食べるためにまあ運動するじゃん。
食事を我慢したくないって思いがマキシムだからこそ、やるべきことを全て運動にフォーカスして、生活のほとんどを食事に使えるようにミニマルにそぎ落としてった結果なわけ。
みたいな感じでで、その人が何に比重を置いてるかだから、ポリアモリーの人っていうのは、単純にそこに比重が高いだけって思う。
で、その比重の高さっていうのは、そこに快楽を感じるからだと思う。
僕は知識を求めることに快楽を感じる。シンプルに楽しいというか「快楽」だよね。
ぼり:「楽しい」ではなく「快楽」なのか。
仁平:ですね。だって楽しいも快楽、ご飯を食べるのも快楽、恋愛も快楽の一種、睡眠も快楽の一種でしょ。
で、排泄とかもそうでしょ。快楽の一種でしょ。
ぼり:排泄を楽しいとは思ってないもんね。
仁平:そうだね。だから楽しいかっていうよりも、多分「快楽」に書き換えた方がいいと思う。
で、ポリアモリーの人は、1人に特化するっていうのだと多分「快楽」にドーパミンが分泌しにくいんじゃないかな。
ドーパミンとかセロトニンとかオキシトシンっていう、そういう成分が脳内から出るかっていうところで、比重が高いのがそこなんじゃないかなって。
仁平:僕の場合は、知識の探求にドーパミン出るから、それをやる。知識探求をやる。
筋トレが好きな人は、知識探求より筋トレをしたいし、筋トレの方がドーパミンが出るから筋トレでやる。
みたいになってる人もいると思う。快楽を求めてるんだよ、人間結局。
おわりに
仁平の「知的好奇心の探求」と、ぼりの「過去投資」。
全く違う生き方をしているけど、どちらも「快楽」に全振りしている。
仁平は知的好奇心のために服を4着に絞り、ぼりは10年後の同窓会のために今を楽しむ。
ミドルエイジクライシス——必殺技っぽい言葉だけど、本当にそういう時期がある。おじさんの話が長くなる理由も、全部そこに繋がってる。
最終的に何話してたかよくわかんなくなったけど、相変わらず10年後にこのブログを読んだ時に、「あの頃そんなこと考えてたか〜」って思い返すのがとても楽しみ。
すぽちゅにてぃ、vol.5でした。
ちゅに!



