こんにちは。かっこよく言えばフリーランス、辛辣に受け止めれば無職、どちらかと言えば後者寄りの三十路男子、ぼりです。
「セルフブランディング」
この言葉を聞いたらどう思いますか?
ぼくはこの言葉が嫌いでした。というか、今も抵抗があります。
自分を良く見せる為に相手からの目線をコントロールしているような気がして。
- 意識高そう
- 胡散臭い
- うざい
- なんか買わされそう
このような意識を抱いてしまう人、
気持ちわかります。
ただ、ちゃんと言葉の意味について調べてみたら、実はセルフブランディングは日常生活でだれもが触れているものでした。
ぼくと同じように、セルフブランディングという言葉に違和感を感じる方にぜひ読んでみてほしいです。
もくじ
そもそもブランドってなに?
「セルフブランディング=ブランド→ブランディング→セルフブランディング」と考え、Wikipediaを調べてみたらこう書いてありました。
ブランド
ブランド(英: brand)とは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念。
概念。
むずかしい言葉ですが、「犬」と言われればハチ公の銅像を想像したり、ポメラニアンを想像したり、犬の形に型抜きしたクッキーも「犬」って認識する。
これが「犬」の概念ですよね。多分そんな感じ。(雑)
ブランディング
ブランディング(英: branding)とは、ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。
埋もれてしまわないように、周囲と差別化を図るってことですよね。(雑)
セルフブランディング
セルフブランディング(せるふぶらんでぃんぐ、SelfBranding)とは、企業や組織に所属しない 「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること。
まとめると「 概念を差別化する」ってことかと。(雑)
少々ふざけて書いてしまいましたが、一個人として認識してもらう為に、個性を表現するものだと認識しました。
日常生活でだれもが触れているセルフブランディング
冒頭に「セルフブランディングは日常生活でだれもが触れている」と書きました。
ちょっとひとつ例をあげてみます。
はじめて会った人には自己紹介をしますよね。
自己紹介をするとき、自分の人生を記憶の限り話す人はいないと思います。
最大限に趣味とか好物とか特技とかを端的にまとめて、自分の「見せる部分」を考えますよね。
この「見せる部分」をしっかり選ぶのがセルフブランディングなんです。
ぼくが仕事でお会いした人に自己紹介をするときに「自分は20代前半を全てコンパに費やしてきた」とかを言う必要はないんです。
その情報は仕事に必要ないので。
相手に伝えるべき情報を「自分語り」ではなく伝えるのがセルフブランディング
自分語りではなく、その場に応じて、自分の「どの部分」を伝えるのかを考えるのがセルフブランディングです。
だから、必要以上にキャラを作り上げたりとか、そーゆーことをする必要はない。
誇張表現をせず、適切な自分を正確に伝えるために必要なのがセルフブランディングです。
もし「セルフブランディングしなきゃ!」とかって思ってる方がいたら、誇張表現と勘違いしないようにするのが大切なんじゃないかと思います。
身の丈を越えたセルフブランディングは身を滅ぼす
ぼくは昨年の夏に勤めていた都内の料亭を辞めたとき、「どうにか仕事を取ってこないといけない…っ!」と焦っていました。(死んじゃうからね)
でも、そのときにずっと「これだけは」って気にしてたことがあったんです。
それは「誇張表現をしないこと」です。
手段を選ばずに注目を集めようとすれば、もしかしたらできたかもしれない。
「俺が板前の世界を変えて、引っ張ってってやる!」みたいなブログ記事を書いたら、もうちょっと注目を集めてたかもしれません。
でも、ぼくは「板前の世界を引っ張る」なんてそんな立派な目標はなく、ただ普通に自分の生きやすいように働きたかっただけだからそれは書きませんでした。
思ってもないことや、立派な目標を掲げたりすれば、短期的には注目を集めることはできますが、それ相応の根性とメンタルが必要なので、「誇張表現」を目的としたセルフブランディングは身を滅ぼす危ないと思っています。
「適切な自分」を表現しよう
さきほど書いた通り、日常生活にもセルフブランディングは隠れています。
友人の前で「明るい自分」を装うことで、自宅に帰ってからため息をつくこととかってありませんか?
それはもしかしたら、「適切な自分」を表現できてなくて疲れてるのかもしれません。
「適切な自分」を知ってもらうために、表現方法や伝え方を考える、それが正しいセルフブランディングなのではないでしょうか。
日頃、周囲の方から、実際の自分とは違うイメージを持たれていると感じる方がいたら、もしかしたら自分の「見せている部分」がうまく伝わっていないのかもしれません。
ちなみにぼくは、ツイッターからぼくのことを知ってくれた人に実際にお会いした時に「想像と実物のテンションぜんぜん違いました」って言われるので、ツイッターでのセルフブランディングは失敗しているようです。
先日お会いした人に、またしても「ぼりさんってツイッターで見てるよりも実際はけっこー普通の人ですよね」
「ただのキチガイなのかと思ってました」
って言われました。
なんなんですか。— 凡人 ぼりさん (@borilog) 2017年11月2日
ぼりでした。