ぼりの備忘録

企業で働く事のたったひとつの心得。会社の為に働くな

こんにちは、20代のうちに正社員として全く別の職種に3度の転職を経験した「ぼり」です!

今回は「社会人」として企業に勤める全ての方々に、まだまだ若造なりにではありますが、10年間という期間を転職を繰り返してきた中で確信に至った、僕が思う「企業で働くこと」における大切な事をお伝えします。

f:id:boriesy:20160416081004j:plain

「会社」の超シンプルな仕組み

会社というものは大前提として「利益」をあげなければいけません。

その中で社員は割り当てられた業務をみんなで取り組む事で事業となり、その対価を会社から給料として振り分けられます。

その一人では達成できないような、大きな事業を役割分担をしながら成功させる事で企業は成り立っています。

会社と社員の忘れてはいけない関係性

毎日会社に向かう事で忘れがちになってくるのですが、あくまで会社は自社の維持向上の為にあなたを「雇用」しています。

あなたの将来の事を思ってあなたの為に存在しているのではありません。

社員の人生に貢献できるように会社の仕組みをよく考えてくれている企業ももちろん存在していますが、それも結果的に会社の為になるからです。

冷たい言い方に聞こえるかもしれないけれど考えてみれば当然の事ですよね。

会社の為に働くな。「自分の為」が会社の利益になるようにする事

だからこそ「会社の為に働く」という美しく聞こえる言葉を使う前にもう少し深く掘り下げて考える事をオススメします。

「会社を裏切って常に自分の利益だけを考えて行動しろ」という話ではなく

自分の為に一生懸命にやった事が結果として会社に利益を生み出す

この形を作る事。

会社の為に働くという事は、一見良く聞こえますが会社に「依存」する事と同意義を成す。

とある起業家の方の言葉ですが、「人間、究極はメリットを求めている」とおっしゃっています。

これは人間関係、仕事、恋愛、すべてにおいて同じ事。

誰だって損はしたくない。でもそもそも損得勘定で動いていない。そう思ってはみても自分の為にならない事には心底本気で取り組めないのが人間の心理であるという事は間違いないでしょう。

だからこそ、この10年間で見てきた企業と会社員の関係性について思うのは、「会社の為に献身的に奉仕する」という考え方では最終的に自分が保てなくなる。

そして自分がどれだけ献身的であってもそれはあくまで「あなたの勝手」でしかありません。

会社にとってあなたの努力が「対価=給料」に見合った結果を出していないと判断されれば間違いなく切り捨てられます。

人事においては人情的な心を持ち込んでは会社はうまく回らないので、ときに「非情」な決断もくだされる事もある。

それでも次の日は変わらず会社は動き続けます。

そんな時に「俺は自分の事なんてなりふり構わず会社の為に奉仕したのに!」なんて悲劇のヒロインになっても何も変わらない。

あくまで自分の将来の独立の為の予行演習でもいいし、家族の為、自分の為。とにかく最終的に自分の為になるという「得」がない状態で働き続けるのは危険な上に何の保証もないという事は念頭に置いておくべきです。

僕が実際に見た、感じた「会社員」の実態

ここまで僕なりに感じる「会社員として働く事」について書いてきました。

それはこの記事を書く事になったきっかけが自分自身に起こったからです。

当時の状況をちらほらとTwitterにてつぶやいていたので掲載しておきます。

この時の状況は詳しくは書き記せないのですが、「誰より会社の為を思って」責任感を持って行動し続けた僕の大好きな先輩が、会社に指示された上で行った人事異動に責任を感じて背負いこんでしまい、「鬱」状態となり退職する事になってしまいました。

僕もこの人事異動に大きく関わっていたのですが、決定的に先輩と僕において違っていたのが今回の記事における、「捉え方」だったのではないかと思っています。

まとめ

これから社会人として働き続けていく方にお伝えしたいことはただひとつ。

自分の成長につなげる為に会社の利益になる行動をとる事が双方の利点に繋がるということ。

「誰かのために」なんて偽善でする仕事には必ず限界が見えます。

なぜならそこに自分という「核」が存在していないのだから。

自分の成長につなげるために常に「仕事」をしているというマインドを持っていれば、自己責任として他人事ではない姿勢で仕事取り組むことができる。

自分の身になるように一生懸命、「仕事」に取り組むことは必ず企業にとっての利益を生み出すし、間違いなく自分の成長につながります。

「自分の為」が会社にとっていい結果を出せる状態を作り上げることを常に意識するだけで、会社に頼り切らない良い関係を築きあげられるのではないでしょうか?

以上、ぼりでした!

関連書籍

会社のために働くな

会社のために働くな