ぼりの備忘録

最低な先輩からの一言がぼくの価値観を変えた。無駄な遠慮からは何も生まれない

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ぼり@板前ブロガーです!

自分が思っていること、まわりの人間に伝えていますか?もしNOと答えるのならきっとこんな感じのことも当てはまるんじゃないかと思います。

  • こんなこと言ったら嫌われるんじゃないか
  • 相手のことを傷つけてしまうんじゃないか

わかります。ぼくがそうだったんで。でもタイトルに書いてある通りぼくの「最低な先輩」からのひとことでぼくは気づいたんです。
不必要な遠慮は何も生み出さないということを。

 最低な先輩、その貫く姿勢

タイトルにも書いたこの先輩はまず経歴が怖いです

  • 某地元ヤンキー高校中退
  • 土方仕事にて更に強力となる
  • 暴走族を結成、副総長を務める
  • 女を見つければとりあえず手を出す
  • 度重なるケンカ、暴走行為で逮捕。少年刑務所へ
  • 心を入れ替え佐川急便へ入社

そして僕はこの方の部下として入社後の研修期間を過ごす事となります。

まあ本当に無茶苦茶な方ですぐ手が出る、言葉の説明が圧倒的に足りない、

根性論100%のチャキチャキな江戸っ子の方だったのですが

どんな先輩よりも面倒見がよくて仕事に対しても誰よりも熱心でした。

ぼくはこの先輩が大好きで事あるごとにマネをしてだんだんと強気な性格へと

変貌していきました。笑

童貞だったぼくが先輩から言われた最低で最高なひとこと

ぼくは20歳になるまで自分で自信を持って言えるくらいばっちりピュアな人間でした。

もちろん童貞です。

そんな僕でもたまにチャンスが訪れたりしたのですが

「もし相手の女の子を傷付ける事になったら可哀想だから…」

なんて思って深入りせず、おイタをする事もありませんでした。

そんな中その先輩にこのような話を何気なくしていたら一喝。

「お前がそこで手を出さなくても、結局そういう女には誰かが手をつける事になる。

だったらそのお相手がお前だったとしても結果は一緒だろう?

そこでお前がいい人ぶって無駄に我慢する事に何の意味があるんだ?」

いい話っぽく聞こえるんですけどどこからどう捉えても最低な話ですよね笑

でも当時の僕には雷が落ちるほどの衝撃的な言葉でした。

そこから僕はその言葉を真に受け「ブサイクのくせにチャラい男時代」を数年過ごす事となります。

今回、ぼくがこの言葉に影響を受けた事で伝えたいのはチャラい事に関してではありません。

傷つけるかもしれないけれど、自分が言ってあげる優しさ

「これはどんな場面でも共通する考え方だ」と思ったところから僕の意識が変わり始めた。

僕はどっちかと言うと悩み相談をされても聞き役に徹するタイプでした。

相手の不満や悩みを聞いてあげる事で相手の気持ちが少しでも楽になるのであれば

自分という存在が相手にとって助けとなれるのではないかと。

だけど、この中には「相手にいい人だと思われたい」という気持ちが少なからずあったのでズバッと言い切りたいようなところでも自分の感情は抑え込んでいた。

でもこの言葉をきっかけに、

他の誰かが乱暴に事実を突きつけるかもしれないのなら、その瞬間は相手の気分が落ち込む事になるかもしれないけどせめて自分が親身かつしっかりと事実を伝える役目になるのが本当の相手に対しての誠心誠意なんじゃないか。

という意識が芽生え始めました。

変わり始めた価値観

実際にこのスタンスで人と向き合ってみると衝突すら避けられないような場面が何度も訪れました。

その分、嫌われてしまう事もあった。

だけど、自分が本心で向き合った上で偽善じゃない答えを相手にちゃんと伝える事で

僕と喋った事で決心がついたと言ってくれる人も何人かいました。

そうやって本心で向き合った上で共に過ごす事のできる人との時間を過ごす事で僕の生活は明らかに豊かになった。

大切なのは相手を傷つけるかどうかとかじゃなくて、自分が大切に思っていることをちゃんと伝わる言葉で伝えること。

これがまさに今現在たどり着いた僕なりの人との真っ直ぐな接し方となっています。

まとめ

起源を辿ればしょうもない話かもしれないけれど、ささいな一言で人の人生は変わる。

だからこそ受け流して聞いてあげる人がいてもいいし、時には辛辣に聞こえる言葉を言う人がいてもいい。

どんな形であっても相手に対して自分の誠心誠意で向き合って思いを伝える事で相手を含めたぼくの人生が豊かになっていく

以上、ぼりでした!