ぼりの活動報告

いなフリから10年、気づいたら創設者が漫画家目指してた話。株式会社Ponnuf代表取締役いけちゃんin品川

飲み会で喋ってることを、YouTubeでもラジオでもブログでも、なんでもいいから未来に残したい。そんな個人的な想いからはじめたこの企画。

飲み会のときの話ってすごい楽しいのに、翌日には記憶がほぼなくなってる。(老化・飲み過ぎ)

でも、いつも行動のきっかけは飲み会での友達との対話から生まれてきた。

「未来の話」も好き、だけど”その人としか”できない「思い出話」も大好き。

ざっくりこんな想いを大切に、10年後の思い出話のためのタイムカプセルラジオ「すぽちゅにてぃ」第2回。

今回は田舎フリーランス養成講座の創設者、いけちゃん(山口拓也さん)と。

当ブログ記事は対談としての書き起こしになります。実際の音源はこちらにて

「いなフリから10年」——2人それぞれの現在地

品川の居酒屋さんにて、見た目変わらない池ちゃん。

ぼり:ぼりです。本名・大堀悟。シェアハウス運営会社「株式会社リバ邸」の取締役をやってて、今年でちょうど10期目(ほぼ丸8年くらい)。田舎フリーランス養成講座(通称:いなフリ)には創業時から講師として関わらせてもらってました。

いけちゃん:いけちゃんです。本名・山口拓也。10年前に田舎フリーランス養成講座を立ち上げて、その後ワークキャリアっていう形でリブランディングして。

コロナ前後でオフライン開催が厳しくなって、職業訓練とかオンラインスクールに転換しつつ、2024年——2年前にM&Aで一区切りつけました。

ぼり:元々あった会社のPonnuf(ポンヌフ)ではなく、もう1個立ち上げてたワークキャリアを売却したってことですよね?

いけちゃん:ですね、Ponnufじゃないです。事業別会社って形で事業継承したような感じ。だから職業訓練とかキャリアスクールは上場企業の子会社として今も続いてます。

で、売却したら2年間はそこにいるっていう契約があって、今あと数ヶ月でそれが終わるところです。

ぼり:えっ、じゃあいなフリ作った人が、今会社員になってるってことです?

いけちゃん:そう。2年前から会社員っていう形でやってます。ただ、合宿型のワークキャリアは実は残ってて。自分の手持ちの方に「ローカルキャリア」という別会社があります。

ぼり:あ、じゃあ実際には就業支援の事業のみM&Aしたみたいな感じなんですね。

いけちゃん:そうそう。で、いなフリ卒業生だったもりぞーが新たに立ち上げてくれたローカルキャリアは結局自分がほぼタッチできないから、フランチャイズ的なモデルでやってます。

現在も名前を変えて続いてる「ローカルキャリア」

https://localcareer.jp/blog/maniwa2025-1/

ぼり:ローカルキャリアが生まれたとき最初びっくりしたんですよ。もりぞーも別に「〇〇フリ」とか勝手に名乗ってもいいわけじゃないですか。

なのに、ちゃんと筋通してっていうので、あえてワークキャリア・ローカルキャリアっていう名前を引き継いでるのはすごい偉いなって思って。

いけちゃん:教材使えるメリットとかはありますけど、もりぞーは資料とかも自分で作れると思うのでそこは純粋に嬉しかったですね。

「熱がないと続かない」——当事者じゃないと入らない熱量の話

初開催の「のとフリ」集合写真

ぼり:これ多分前の第1回(くまがいさんとの対談)でも喋ってたんですけど、やっぱ自分が当事者から離れていくと、ちょっとずつ熱量が下がっていくんですよね。

で、いなフリのアフターの記事(noteに書いた記事)にも書いた内容で、ぼく自身がいなフリの講師をもうできないなって思っちゃったタイミングがあって。

いなフリ講師をはじめて3〜4年?経って講師をやったときに、もう「フリーランスになってはじめて1円を稼げたときの嬉しさ」みたいなものが思い出せなくなっちゃった。

あれと同じで、今はシェアハウスに対しても2年前にハイパーリバ邸を閉鎖したタイミングでなんか燃え尽きちゃったんですよね。

今は株式会社リバ邸としてYouTube撮り始めたんですけど、シェアハウスのノウハウはもう10年分くらいあるのでどれだけでも喋れるけど熱を持って喋れるのは多分今シェアハウスを運営してる人じゃないですか。

今、全力で100%のところにいないなって思った時に、ハイパーリバ邸とかいなフリの時のあの爆発力というか熱狂っていうのは、やっぱり当事者だから出るもんだったんだなって思うんですよ。

いけちゃん:めっちゃ面白かったですよね、あの時の盛り上がり。

ぼり:おもろかったです。で、自分がやってることじゃないと熱入んないと思うんですよ。

起業家さんが事業立ち上げるときも、自分が一番困って一番嫌だったからその問題を解消するためにってたりするのも含めて。やっぱ当事者って強いなぁと。

いけちゃん:当事者になってるとやっぱり強いし、お金が第一じゃなくなるんですよね。

仮にいくらお金もらっても、いなフリの講師ってお金だけでやれる仕事じゃなかったと思うんですよ。人の人生に向き合うってすごい大変な仕事だから。

ぼり:ちょっと鳥肌立ったんですけど、いけちゃんがそれ言うようになったんだって思ってめちゃくちゃびっくりしました。

だって2016〜17年ぐらいの時池ちゃんって「どう効率上げるか」っていう話をしてたと思うんですよ。

その池ちゃんが「お金じゃない」ってストレートに言うようになったって。池ちゃんすごい変化してません?

いけちゃん:いや、もともとそうだった気はします。もともと売上に対してこだわってなかった。

ただ、いなフリ講師はみんな熱があったから、どこかストッパー的な立場がいないとダメだからそういう立場がだっただけで。

「最近はサッカー漫画で描きたい」——池ちゃんが今、異常に熱いこと

いけちゃん:今自分がすごい熱が入ってるのは、子どものサッカーのコーチ。めちゃくちゃ楽しい。

ぼり:去年会ったときにもそんな話聞いてた気がするんですけど、その時まだコーチじゃなかった気がしますね。

いけちゃん:ですね、そのときはコーチはやってなかったです。今はコーチになって、週末立場でも関わってます。

ちなみに昔サッカーやってたんだけど、全然上手くないです。リフティング10回できるくらい(笑)。

でもサッカー教えるっていっても、小さい子供に対してなので、技術うんぬんというよりは礼儀とかそういうとこを教えるみたいな感じですよね。

ぼり:サッカーコーチにめっちゃ熱入ってるんですね。

いけちゃん:そうそう。いなフリと同じくらいの熱量というか、久々に熱が入る感じ。で、それが次に繋がってて。漫画家になろうかなと思ってます。

ぼり:漫画家すか。

いけちゃん:です、漫画家は昔からなりたいと思ってたんですよ。

高校生ぐらいの時から。ただ、漫画描くなら人生経験たくさん積んだ方がいいかなと思ってたので。

まあ老後でもいいかみたいに思ってたんですが、テーマが決まりまして。サッカーコーチの漫画。

ぼり:サッカーコーチの熱そのままで行くんすね

いけちゃん:そう。この熱はそのまま次の事業に使おうと思って。

で、理由があって、今サッカー漫画って少ないんですよ。

ブルーロックが割と終わりそうっていう中で、連載中のサッカー漫画がなくなるんです。

でもサッカー漫画ってヒットしてるのなかなかってないじゃないですか。

野球漫画はダイヤのエースとか色々やってるわけで。サッカー漫画も必要じゃん、ってことで。

ぼり:確かに。

いけちゃん:で、切り口がありまして。小学生サッカーの、保護者のストーリー。

ぼり:聞いたことないですね。

いけちゃん:そう、保護者のストーリーがないんです、でもここ絶対面白いですよ。

なんで面白いって言えるかって、ぼくがまさに当事者として体験しててめちゃくちゃ面白いから。

リアルで面白いものは漫画にしても面白いじゃないですか。

Xとかでもサッカーパパとかサッカーママのブログとかめっちゃ出てくるんですよ。

やっぱそこらへんの、子どもに熱中してるサッカーパパ・サッカーママは多いんですよ。

で、漫画においても全員に受けるものっていうよりかは、一部にウケることが大事なんですよ。

少なくともサッカーパパとサッカーママは絶対買います。

ぼり:へー。ぼくは当事者じゃないからウケる世代じゃないかもしれないけど、確かに自分だと猫飼ってて。

猫のインスタとかめっちゃ見ちゃうのがそんな感じなんすかね。

いけちゃん:ですね。だし、サッカー協会的にも小学生とサッカーする人は増やしたいと思ってる。

だからサッカー協会にも受ける。このまま週末の夕方のNHKのアニメ枠行こうぜみたいな感じ。

IP化しやすい。企業もスポンサーつきやすいし、絶対受けると思ってます。

ぼり:この切り口だけで多分いけるだろうっていう感じです?

いけちゃん:そう。この漫画、成功しかしねえだろうっていう気持ちで今いますね。

「あの熱に追いつけない」——燃焼済みのぼりの話

ぼり:今日改めて池ちゃんと話してて、爆裂に池ちゃんにいま熱量があるのが羨ましいって思ってます。

いけちゃん:熱がありますね。熱があるからこそ形にしたい何かが生まれるなぁとは思います。

ぼり:ですよね。普段生活してて自分が淡々と仕事こなしてる時に「これやろう」って思うことないじゃないですか。

何か新しいことを思いつく時とかやりたいって思う時って、どっかで外発的要因があって

「あ、これおもろい」って思うことがある。

ので、多分家にいて「次何やろうかな」って思ってる時って、多分思い浮かばないなと思ってて。

板前からブロガーになる時も、能登に行く時も、完全にコンフォートゾーン(安全地帯)を外しに行ってるんですよ。

でも去年からはじめたカメラとか、今年からはじめたYouTubeはコンフォートゾーン感が半端なくて。

別に上手いかどうかは別として、今の生活や活動を壊すことはない。リスクなんて一切ない状態なんで。

いけちゃん:何かを捨ててまで、っていうのがまだないってことですよね。

ぼり:そう。コンフォートゾーンの中にいると、やっぱ捨てるの難しい。

いけちゃん:自分の場合、M&Aが大成功してお金的に安心だったら、サッカー漫画ないです。

お金に余裕があったらその発想は出ないし、焦ってないから。

その発想ができたのは、コンフォートゾーンがない今の状況だからこそ、その発想が出た気がする。

ぼり:熱量めっちゃ大事なのと、その上で乾いてるのも大事じゃないですか。

家だったら好きなものを毎日食べられるのに、お腹減ってないですもんね。

いけちゃん:そう。だから乾きを作るのか、それ以上の何かを求めるか。難しいよな。

ぼり:ぼくの場合、板前の時に同棲してた彼女と別れて家を出たから、借金ができて返さなきゃいけなくて。

板前からブロガーになって、次は認めてもらいたいからハイパーリバ邸作って、いなフリになってリバ邸立ち上げて

——全部「今、何とか生き残らなきゃ」を超えてきて、今やっと死ななくなったんですよ。

ぼり:だから、なんか後回しにしてきた「乾き」を今ようやくどうするってなってる気がする。

「子どもの成長に向き合う仕事には無限の可能性がある」——子ども食堂、やってみたら?

いけちゃん:ぼりさん、やっぱり人の成長とか人生に関わるのは絶対相性いいと思う。いなフリも楽しかったじゃないですか。

ぼり:楽しかったです。

いけちゃん:子どもの成長を見守る仕事って、幅がすごいし、絶対楽しいですよ。

別にそれは奥さんと子どもを作るじゃなくて。

養子だったりとか、サッカーコーチで他人の子どもに関わるとか、仕組みはなんでもいいんですけど。

ぼり:ユキガオさん(知人)に言われたんですよ。

ユキガオさんがお子さん生まれて「大変だわ」って言ってて。

ぼくが「うちにもちはっぴー(シェアハウス住民)っていう赤子みたいなのいるわ」って言った時に

「でも自分でトイレできるでしょ」って言われて。確かにそうだわと思って。

本当に何もできない、言葉をしゃべれない時から関わった人に対して、ぼくないんですよ。

絶対コントロール効かないじゃないですか。

いけちゃん:そこに向き合えたら、また違う景色が見えると思いますよ。

せっかく余裕があるんであれば、シェアハウスだけじゃなく、養護施設を運営してとか、子連れでも住めるシェアハウスでもいいし。

社会性を高めた事業も運営したらいいんじゃないですかね。

楽しさとやりがいと社会的意義もあるし、解決することしかないですもんね。

ぼり:カメラだったら、もちろん上手く撮れるようになるのも果てがない話ですけど。

社会課題っていうよりは贅沢っていうか。より素敵なものっていう話になっちゃう。

いけちゃん:そう。困ってる子どもがいろんな子どもがいるから、そこに対して

——ぼりさんは料理のプロだから、例えば子ども食堂とかどうですか?

ぼり:子ども食堂か……

いけちゃん:どんな形であれ、ぼりさんがいることでより良く育つ子どもはたくさんいると思いますけどね。

ぼり:そういえばゴウちゃん(知人の佐々木さん)の家に遊びに行った時に、唐揚げあげてよって言われて。

唐揚げあげてゴウちゃんのお子さんと出したんですけど、その時に唐揚げをめっちゃ食ってくれたんですよ。

普段、食べ物にこだわりが強い子らしくて、気に入ったものしか食べない。

けど「こんなに飯めっちゃ食うことないわ」って言ってくれたのすげえ嬉しかった記憶があって。

いけちゃん:だからやっぱそこっすよ。ぼりさんの唐揚げ、価値は絶対ある。

ただその唐揚げをただ食べて美味しいとかじゃなくて、唐揚げ食ったことない人が唐揚げ食べて美味しいから自分も料理やってみたいと思うとか。

自分のおかげで生まれた上がり幅が大切な気がするんですよ。

ぼり:夢を与えると。

いけちゃん:大人の舌を唸らせるんじゃなくて、子どもの夢を作っていく。あってほしいですよ、絶対。

「6月にいなフリ同窓祭(どうそうさい)やろう」——10年越しの再会企画

いけちゃん:あと、いなフリの同窓会やりたいんですよ。1週間のいなフリ同窓会を企画しようかなと思ってて。

ぼり:1週間?

いけちゃん:そう。月曜は2016年世代、火曜は2017年世代みたいな感じで、だんだん後半の人、最近の人は後半に来てるみたいな。

ぼり:何年ぐらいまでめっちゃ頻繁にやってましたっけ?

いけちゃん:コロナ前まで。コロナスタートでコロナになってしんどくなったけど、まあ割と家でも対応とかもちゃんとやって、2021年くらいまで。

ぼり:じゃあ5年分ぐらいですよね。じゃあ年ごとぐらいで月曜日が2016年世代みたいな。

いけちゃん:そう。例えば2016年だったら太郎さん呼ぶとか。太郎も谷君とかあそこら辺も仲良くやってて、まだ繋がってるんですよね。

ぼり:それは面白そう。この世代は誰が来ない、みたいな。

いけちゃん:そうそう。だから日付を決めることなんですよ。決めないとダメなんですよね。

ぼり:6月20日がハイパーリバ邸の設立記念日だから、そこは外しましょうか。

いけちゃん:じゃあ違う日。その日にむしろ呼びたい。

ぼり:いや、全然そこ別にした方がいいんじゃないかと思いますけど、パーティーやるんで。

いけちゃん:じゃあ6月の最終週とかでやっちゃいます?もう一旦その辺の人らには連絡するんで。とりあえず太郎さんには来てもらって。

ぼり:これは絶対面白い。

いけちゃん:決めないとダメなんですよね。

使うかどうかはただの飲み会になるわけじゃなく、これが多分同窓会でもあるけど、また新しい何かになる気がします。

ただ楽しかった思い出だっただけで終わらない気がする。

おわりに——10年後のタイムカプセルとして

2026年2月某日。

いなフリから10年、M&A、サッカーコーチ、漫画家への挑戦、ぼりの次の一手、子ども食堂の可能性、そして6月の同窓会企画まで

——気づいたら2時間以上喋ってた夜。

いけちゃんの「熱があるから形にする何かがある」っていう言葉が、多分3年後ぐらいにやっと腹落ちすると思う。

10年後にこれを聞いた時に、「あの頃そんなこと考えてたか〜」って思い返すのがとても楽しみ。

もしかしたら、いけちゃんのサッカー漫画が本当にワールドカップのタイアップになってるかもしれない。

すぽちゅにてぃ、vol.2でした。

ちゅに!