本業がはっきりしておらず、さくっとした自己紹介が困難な三十路男子、ぼりです。
ぼくは2016年の7月に6年続けた板前修行をやめました。
理由はいろいろあったんですけど、その理由のひとつがひとつの収入源に依存するのは危険すぎると考えたから。
最近、大企業から副業解禁の流れが発表されたり、個人事業主を対象とした福利厚生サービスができたりとかで、これまで当たり前とされてきた”一つの会社で勤め上げる”という常識も変わってきてるんだなって感じてます。
- 政府が年度内に副業容認へ——長時間労働不安、社会保険はどうなる? | BUSINESS INSIDER JAPAN
- 業界初のフリーランス保険!年会費1万円で福利厚生まで実現したワケ : 小さな声を届けるウェブマガジン「BAMP」
で、ここ1年くらい、ぼく自身で”個人で稼ぐ力”をつけるために色々チャレンジしてきました。
個人で何か仕事をはじめようと思った場合、ざっくりですが以下の2つの方法から選ぶことになります。
- 営業して既存の仕事を頂いてくる
- 個人のサービスを売る
こうやって簡単に書くと「そんなん当たり前だろ!!」ってなりそうなのですが、難しいのは最初のとっかかり。
そもそもなにから始めたらいいかわからない。
そこで、この2つにどちらかに挑戦するために、まずとっかかりとして挑戦できる3つの方法をかきおこします。
もくじ
「副業解禁」今から始める個人力の作り方を3つ提案します
これはそれぞれぼく自身が挑戦しているので、実体験ベースで紹介できます。
- ブログ
- クラウドソーシング
- ココナラ
それぞれ説明しまっす。
ブログをはじめてみる
これはぼく自身が現在進行系でやってることです。
ブログで収入を得る方法としては、直接収入(広告やアフィリエイト)と間接収入 (自分の仕事を紹介&受注)の方法がありますが、なにより「機会」を得ることができます。
ブログから収入を得る実例
ぼくがブログで集客し、個人で行ってきた”出張料理”で例えます。
「東京都内の方のお宅でてんぷらコース料理を1人前3000円で提供致します!」
というサービスを実際に出していました。*現在は行っておりません
これは、知人友人のような”目の前の人”にはいらないサービスだったとしても、ネットで「都内 出張 てんぷら」とかって検索した時にはピンポイントでヒットするというメリットがあります。
実際には、小さいお子さんがいてゆっくりと料理屋さんで食事を楽しめないという主婦の方だったり、新築祝いで人を招いてホームパーティーを開催したい方などにお声掛けを頂けました。
また、広告収入で言うと今はブログからだいたい一月で5万円〜10万円くらいの収益もあります。
本業で考えると5万円程度では生活していくのは難しいですが、実労働ではない状態で、過去に書いたブログ記事たちが1ヶ月に5万円稼いできてくれるのはすごく助かります。
ブログの強みはほぼ元手ゼロで”商売”を体験できること
ブログは、自分の持ってる知識や考え方の中で「どんなものが必要とされるか」を考え、外に出し、反応を見る。 新商品の開発みたいなもんだと思ってます。
ブログを始めるだけなら無料サービスはいくらでもあるので、経験としてやっておいて間違いなく損はありません。
ぼくが今書いてるのは”はてなブログ”です。
初心者向けのやつなので、とりあえずやってみよっかなーって方にオススメ。
ブログを書くメリット
なぜSNSじゃダメなのかと言うと、投稿がフロー(流れていく)型だから。
あと、mixiいまだにやってませんよね? (やってる人ごめんね)
流行りに左右されてしまうサービスだと、せっかく書き溜めてきた投稿の閲覧者がいなくなってしまう可能性があります。
SNS自体はもちろん流れとして便利なツールなのですが、あくまで媒体として利用するもの。
ブログは書いた記事がストックされていくので、自分のURLさえ持っておけば、インターネットそのものがなくならない限り自分の投稿は消えることはありません。
詳しくはこの記事に書いたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
クラウドソーシングに挑戦する
クラウドソーシングとは、パソコンを通じて仕事を外注している会社や個人の方の仕事をこなすことで収入を得られる仕組みです。
これです。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」クラウドソーシングもブログの”商売の体験”に近いもので、フリーランスの疑似体験をできます。
- 仕事を探す
- 提案する(営業)
- 仕事を自己管理する
- 時給・月給以外の収入を得る経験
これらの4つをパソコンがあれば体験できるのはめちゃくちゃいい。
ちなみにぼくは「やるぞー!!」って1日やって400円しか稼げなかったのでバキバキに心が折れました。
その辺りの体験談も含めた詳しいところは過去記事にて。
クラウドソーシングに挑戦して得られるメリットを説明した記事
ココナラで自分の技術(スキル)を商品にして売る
ココナラは自分の特技を売るサービスです。 見てみればわかるんですけど、けっこうなんでもアリです。
みんなのスキルを売り買い!スキルのフリーマーケット「ココナラ」
デザインができる人ならデザインを売ってもいいし、なんらかの相談に乗れる人なら相談に乗ってもいい。
ぼくは、副業相談受け付けをしてます。
自分のスキルを売ってみたい人の相談に乗るって感じです。
もしよろしければぜひ。
副業!個人サービスの売り方を一緒に考えます 個人で稼ぐ力を身に着けたいけど、始め方がわからない方に!|マーケティングの手法・相談 | ココナラ
まずは経験と自信を得て、個人のサービスとして確立させる
ぼくの以前のブログのロゴもココナラでがまたろうさんという方に作ってもらいました。
これです。
がまたろうさんは、最初にブログのロゴをココナラで500円で受注製作し、徐々に経験と実績を作り、現在はちゃんと値上げして10,000円頂けるようになってます。すげぇ。
サービス料金値上げしました!でもロゴやヘッダーのレビュー記事を書いてくれる方は1000円割引します!! | がまたろうのブログ
こうした「とっかかり」として挑戦していく為に、ココナラはめっちゃいいと思います。
あと「自分ではできないけど、何万円も出してプロの方に依頼するほどじゃない」ってことってけっこうありますよね?
自分にとっては価値のあることだと思わなかったとしても、それは相手からしたらすごく価値のあるスキルだってことはめっちゃあります。
登録とかの手数料なしでワンコイン(500円)で販売をはじめられるので「これって必要な人いるのかな…?」とかってことでも、まず試す価値がある。
みんなのスキルを売り買い!スキルのフリーマーケット「ココナラ」
ぼくは、副業をはじめるにあたって一番大切なのは”まずは目先の収入ではなく経験を得る”ことだと思っています。
自分の力でできることで、誰かに喜んでもらう。それが価値になってお金になる。
その体験がなにより大切。
当然、個人でお金を稼ぐのは簡単じゃない
こうしてつらつらと、らくしょーっぽい書き方に見えるかもしれないけど、個人の力でお金を頂くのは簡単な事じゃないです。
だって、個人でなにかしようと思ったときは「会社の看板」がないんだから。
でも、その”個人の無力さ”を知るのは大切な経験であり勉強だし、会社員として収入がある状態からはじめておくのがめっちゃ大事だと思います。
ぼくはなんの考えもなく会社を辞めて突然個人で戦う世界に突っ込んだので。
(ほんと死ぬかと思ったし、ようやく食えるようになった程度ですが)
自分がおもいっきり苦労したのでわかるのですが、リスクがないうちに”個人で稼ぐ力”を身につけることに挑戦したほうがいいです。まじで。
ぼくが今までに個人の力で稼ぐことに挑戦してから得られた経験と知識は、自分の頭の中を整理する為にこちらのカテゴリーにまとめてあります。
よかったら参考にしてください。
始めなくてもいいけど、誰も責任は取ってくれない。
副業解禁の流れで、会社は「本業一本に集中してもらわないと困る!」って言うかもしれないけど、会社が定年後まで自分の面倒を見てくれる訳じゃない。
あと、逆に 「副業解禁したんだから自分で生きる力を身につけておかなきゃいけない」 「会社が定年まで社員の面倒を見なきゃいけないプレッシャーが軽減される」 とも取れます。
ひとつのことに集中して没頭する専門職の方はもちろんめちゃくちゃ素敵です。
でも、何かひとつに絞る気がない人はまた違う戦い方をする必要がある。
みんながみんな、独立・起業までしなくてもいいかもしれないけど”個人で稼ぐ力”を身につけると、単純に心に余裕ができます。
”ひとつの収入源に依存しない=いざというときの選択肢を持てる”ということだから。
もしいま、自分の働き方や将来に不安や疑問を感じているのであれば、まずできることからちょっとずつはじめていけばいいんだと思います。
ぼりでした。