こんにちは、がまたろう @デザイナーのたまごと申します。
個人の活動として、がまたろうのブログ | 次の一手を行動するためのメディアというブログを書いたり、グラフィックデザインでブログのヘッダーやロゴを作っているのですが、最近は会社勤めをしていて飲食店の現場で研修に行っています。
タイトルからして飲食業界のことが詳しそうな話っぷりですが飲食業界の経験はほとんどありません。
学生時代にバイトで1年、それから会社に入って現場で1ヶ月働いただけです。 でも外の世界から飲食業界で働き見て思ったことを客観的に書き綴りたいと思います。
もくじ
飲食店では当たり前の労働環境「休みが少ない」
飲食店の現場で思うことは休みが少ないことです。
ぼくは前職でシステムエンジニアをしていましたが、忙しくて休日出勤することはあっても基本は週に2日は休めました。
対して飲食店では週休2日のお店は少ないのが現状です。
一部週休2日のお店もあるみたいなのですが、その分スタッフの人数を減らし稼働時間を増やしているみたいです。
今勤めている店舗では休日が1.5日なので、完全に週1日休みの店舗に比べると良い方だと思います。なので飲食業界全般に休みが少ないといえるでしょう。
他にも「労働時間が長い」「給料が上がりにくい」などあると思いますが、1番問題だと思うのが基本的に休みが少ないことだと感じました。
休みが少なくなる原因「薄利多売」
薄利多売とは
利益を薄くして品物を多く売り、全体としての利益をあげること。
飲食店は商品が食べ物のため単価が低くたくさんの商品を売らなければ利益をあげることができません。
そのためお店にたくさんのお客さんに来てもらったり、開店時間を長くしなければなりません。
そうなると必然的に社員がお店にいる拘束時間が長くなり休みがとれなくなります。
社員が多ければ休みが取れるのかもしれませんが1店舗に多くのスタッフを置くと利益が出ないため増やすことができません。
飲食業界の問題
飲食業界は離職率が高いです。肉体労働や労働時間の長さもあるため年齢を重ねると肉体的にきついこともあります。
また最近では飲食業界の大手チェーン店の労働環境が問題となり業界のイメージが低下しているため、人手不足が深刻な点も影響していると思います。
「休みが少ない」「体力的にきつい」「給料が安い」。この問題についてぼくから考えられることを挙げたいと思います。
低賃金を解決する為には、いらっしゃったお客さんに料理を提供するだけに固執する必要はないと思っています。
労働環境を改善するために
薄利多売のビジネスモデルである限り労働環境を改善することは難しいと思います。
では労働環境自体を改善せずに今の問題に向き合うにはどうしたらいいのか。
店の食べ物をパッケージとして売り出し収益を増やす
ぼくは、いらっしゃったお客さんに料理を提供するだけに固執する必要はないと思っています。料理を使ってもっと収入の方法を増やすことで、別の形で収入に変えて行くという視点を持つということ。
ロボットなどのAI化によってスタッフが少なくてもお店が回るようにする
スタッフが少なくてもお店が経営できるようなスタイルを取り入れる必要があるのではないかと思いました。
人手不足や薄利多売の問題は難しく、ぼくも何が正解なのかはわかっていませんが、ロボットなどのAI化を進めることで、少なくとも「誰にでもできる仕事」というのはなくなっていきます。雇用する人数が減ることにはなりますが、売り上げに対しての人件費の膨大さは飲食がかかえる大きな問題なので、ロボットに任せることのできる仕事は任せてしますのも一つの手だと思っています。
労働環境の問題は一言で解決できるようなことではないのでとても難しい問題です。でも考えることを辞めることはよくないと思っています。
今こうして考えを出すように、「どうすれば改善できるのか。」その点を常に考えて日々の作業に取り組んでいくことが大切だと思っています。
こうした問題解決策は自分が現場に立ち「どうしたらもっと現状をよくすることができるのか」という問題意識を持たなければ考えることはないと思います。
だから根本の原因として「現場の人間がどれだけ当事者としての意識を持って働いているのか」がとても重要になってきます。
働く理由を自分に問う
自分がなぜ飲食業で働いているのか、その根本の理由と目標をしっかりと確立させることで、現状の問題も自分の将来に向けてのステップとして意識できるのではないかと思います。
キャリアを考える
飲食業界だけの話ではないですが「自分が将来どうなりたいか。」これに尽きると思います。それがわからないという人も多いと思うんですが、考えて次にどうするか行動に移すことで少しずつ環境は変わると思うんですよね。
目標がない中での、労働環境における我慢は誰だって苦しいです。
「自分は〇〇を実現する為にこの仕事をしている」という目標意識を持つことで、自分のモチベーションを保つことができるのではないかと思います。
スタッフの当事者意識が高まることは現状を改善する為には必須です。
自分が働く環境を自分でいいものにしていくために、自分のキャリアを考えるという必要があります。
自主的に考えて行動する
いろいろ飲食の記事を読みあさっていたんですけど、この記事が面白かったです。人気イラストレーターの西山さんが飲食店を経営するというストーリーです。
【いつかお店をやりたいすべての人へ】「飲食店をはじめること」の理想と現実。人気イラストレーター・西山 カルロス さとしさんの場合 これは修行時代の振り返りのコメントです。
でも、いま振りかえれば、当時はその店で『言われたことを言われたとおりに確実にこなす』ことばかりやってたかな、と思う。そうじゃなくて、こちらから新しいメニューを提案するとか、お店に対して自分から動く、ってことをもっとやれば良かったんやね。
西山さんはその後、新メニューを提案するなどして『よくここまで作れるようになったな』と言われるまでになったそうです。
前項目と似たような話ですが、環境を変えるためには自分から行動しないと変わらないということです。
さいごに
飲食業界は労働環境にあまり良いイメージがもたれていませんが、世界的にみても日本の飲食は味、値段でみてもクオリティが高いです。
これについてはホリエモンも話しています。世界の中で日本の飲食は最先端なのにイメージが下がることはすごくもったいないと感じています。
現場に立って調理していないので、ぼくからの視点は現場の方から見て「わかってないなぁ」という点もあるのかもしれません。しかし、現場に立っていない客観的な視点だからこそ見えるものがあると思っています。
レベルの高い日本の飲食は、海外にアピールして日本の飲食の良さを伝えるべきだと考えています。 ぼくは現場の人間とは違った形で、飲食に関わることで新しく海外で事業を立ち上げることが目標です。
そのためには現状の問題の解決策を提案して改善できる人になる必要があります。
問題から逃げずに解決策を探し提案する。改善することで少しでも日本の飲食の良さを海外にアピールしていくという目標達成に近づきたいと思っています。
この記事を書いたひと
がまたろう
「ぼりログ」への寄稿、まだまだ受け付けてます!
あなたの飲食に対する思いをぼくのブログにぶつけてみませんか?
文章に自信のない方でも大丈夫です。当ブログの著者「ぼり」がちゃんと記事として、あなたの伝えたいことを記事化します!
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
以上、ぼりでした!