ぼりです!
「なんでこんな簡単な事もわからないの?」
これって言われたらすごくショックですよね。そして言う側も、本人に直接言う人もいれば、誰かにグチとして発散する人もいて、同様に「いい気分」ではない事は確かです。
上下関係がはっきりしている会社の上司とかに言われがちなこの言葉ですが、その中で言う側の人たちによく共通してる事があります。
それが「相手目線に立って考えていない」という事。
人が人と対話する時には相手にちゃんと伝える為に、「言葉」を使い「説明」をしますよね。
でも、相手に伝える為には自分の持つ言葉のバリエーションを自分勝手に披露するだけでは伝わりません。
そんな事は当然だって思うかもしれないけれで、実はできていない事が多い「相手目線」。
今回はこの相手目線の重要性について書き起こそうと思います。
伝える人と聞く人は本来対等
伝達を行うときには必ず「伝える側の人」と「聞く側の人」が存在します。
そこで会話の中に行き違いがあったとします。
例えば、
伝える側 「明日までにこの書類を仕上げてきてね」
聞く側 「かしこまりました」
聞く側の人間が「翌日中」に仕上げようとしたところ、伝える側の人は「明日までに」という言葉に込めた意味が「今日中」の事だったと感じたら、納期に間に合わせなかった!と、聞く側の人が怒られる事になるんじゃないかと思います。
みなさんはこのやりとりについてどう感じますか?
実際に内容をそれぞれの目線で分解してみるとこういう事になります。
伝える側 自分の要望に対する説明不足
聞く側 相手の要望に対する理解不足
お互いに確認が足りなかったところがあるのに、立場の違いだけで聞く側が「物分かりが悪い」と判断されがちです。
でも、そもそも言う側の「説明不足」にはなかなか焦点は当てられません。
伝える側の人が一言「今日中に目を通したい」という意図を付け加えるだけでも状況は違っていたのかもしれない。
そして「知っている人」と「知らない人」が話す時には「知らない人」基準で会話をしないと話は一向に前に進みません。
これを「わかっていないやつが悪い」と言ってしまえばそれまでですが、何の問題解決にもならないので、だったらそもそも会話自体が必要なくなっちゃいますよね。
相手に怒る前にまず自分が考えるべき事
上の例に限らず伝える側の人は、思うように自分の言いたい事が伝わらなかった時、
「なんでそんな簡単な事もわからないんだ!」
「普通に考えればわかるだろ!」
というような「怒り」を抱いてストレスを感じてしまいます。
だけど、せっかく言葉にして誰かに伝えるのだから、自分がストレスを抱える事にならない様に「もっと相手にとってわかりやすく説明できなかったのかな?」と一旦落ち着いて考える事でお互いにとってのストレスは明らかに少なくなります。
何より、怒る側も怒られる側も「怒り」によって得をする事は一つもありません。
もし、熱くなってしまうくらいわかって欲しい大切な事であったとすれば、「相手の状況」や「相手の目線」に立って言葉や言い方を選ぶ事によって、より伝わりやすくなるんだと思います。
まとめ
伝わらない事に関してイライラしてしまうというのは当然の事かもしれませんが、できるだけ正確に相手に理解してもらう為にも「相手の立場」「相手の目線」の事を考えて言葉を選ぶ事で普段の人との関わりはスムーズになるのかもしれません。
感情的になっちゃったらそもそもの話題からもズレちゃったりしますよね。
今回この記事でとして書きたかった大切な事をまとめると
- 相手の目線に立って言葉を選ぶ
- 聞く人と伝える人の「立場」を除けば上下の関係ではない
- 感情的になるともっと伝わらなくなる
という事でした。
もし、心当たりがあるな〜って思った方は、イライラしそうになった時はちょっと思い返してみてください!
以上、ぼりでした!