こんにちは、ぼりです!
僕は佐川急便で4年、公道を常にトラックで配達をしながら過ごしてきました。
また、プライベートでの移動も含めると結構交通事故の現場に居合わせるという事が多かったのです。
その上で、今回は誰もができれば遭遇したくない
「交通事故」の現場に遭遇してしまった時の第三者の正しい対処方について。
交通事故が発生!その時1番重要なのは第三者の判断のスピード。
まず第一にですが、「誰しも交通事故は起こしたくて起こしてしまったのではない」という事。
事故の被害者、加害者共に突然自分自身に起こった事にパニックになります。
では、そこで1番的確な行動を取る事ができるのはこの「第三者」です。
もしあなたがこの「第三者」になってしまった場合はどうか冷静に対処して下さい。
もちろん、対処しないでその場を去っても「悪い」わけではありません。
ただ「第三者」だ冷静に的確な判断をできる事によって事態は大きく変わります。
場合によっては人間1人の「命」を救う事にもなります。
どうか、目をそらさずに当事者の方々の力になってあげて下さい。
その上で冷静な判断をする事ができない当事者に対して責めたりするのは厳禁です。
現状に必要のない事は一旦置いておいて、事故への対応を第一にしましょう。
けが人を極力動かさない
これは完全に程度にもよるのですが、怪我をした本人は大事になるのを嫌がる事が多いのとアドレナリンが出まくっていて、痛みを感じていません。
その為「大丈夫」の一点張りをする人がよくいますが、後々調べてみたら骨折していた等の話はよく耳にします。
動けるようなら一旦安全な場所に避難してもらって落ち着かせましょう。
当事者を落ち着かせる
人によってですが驚きのあまり平静が保てずパニックに陥る人も少なくありません。
嘘でもなんでもいいのでとにかく気休めとなる言葉をかけてあげてください。
僕は目の前で小学生が自転車にのったままひかれた時、
「俺も同じような感じで轢かれた事あるよー。(嘘)びっくりするよね笑」
みたいな感じの事を言ったら割と落ち着いてくれました。
当人達に起きた「受け入れがたい事実」を嘘でもいいから少しでも和らげてあげる事。
たったこれだけでもそこから話は進めやすくなります。
警察を呼ぶ
まず、事故が起こってしまった時点で警察に連絡しないと確実に後々面倒な事になるのですぐに電話するのが理想です。
またその時点でけが人の有無を聞かれるので、その旨を伝えると迅速に救急車の手配もしてくれます。
最初に「事件ですか、事故ですか?」と聞かれた上で冷静に対処してくれるので極力多くの情報を伝えましょう。
事故現場の位置の伝え方
けが人の有無や状況を伝える事ともう一つ
「事故現場」をどれだけ正確に伝えられるか。
これもかなり重要です。
建物の名前などでも十分伝わるかとは思いますが、信号などがある場所であれば信号機の横にある「◯◯町駅前」等の交差点の名前を言えばだいたい1発で理解してもらえます。
驚くほどの速さで現場まで来てくれるでしょう。
加害者と被害者をあまり近づけない
これ、実は結構大事なんです。
加害者の方はやっぱりとにかく謝りたい。
それ自体はすごく大事な事なのですが、被害者の状態を見て更に動揺してしまう等するのであまりオススメできません。
また、そうでなくとも加害者にも被害者にも「言い分」があります。
それをちゃんとした仲介ができる人間がいないところでお互い主張し合うと、新たなトラブルを招く恐れがあります。
できれば警察の方が到着するまで交通整理や電話での応対を任せて被害者に近づけないようにしましょう。
まとめ
いろいろ書きましたが、いざ実際に事故現場に遭遇すると第三者も頭が真っ白になります。
正直ここに書いた事を全て実践できる人は少ないと思います。なのでこれだけ。
まずとにかく警察、もしくは救急車を呼びましょう
もし警察を呼んで、大した事がない程度の内容だったとしても怒られません。
だけどその場にいる見ず知らずの当事者達をまとめる事はできないので。
その先に更に面倒なトラブルに巻き込まれる事になってはいけないので、当事者達に電話していいか聞く必要もありません。
なによりまず警察に電話してしまってください。
もしその後、長々と時間を奪われるのが嫌であれば、ちゃんとその旨を伝えると「第三者」はすぐに帰らせてもらえます。
僕は今までも警察、もしくは救急車が来た時点ですぐにその場を離れてきました。
1度だけ、軽い事故に居合わせた時に
「このくらいなら大丈夫だろう」
と見て見ぬ振りをしてその場を離れた事があるのですが、帰宅後ずっと「大丈夫だったかな?」としばらく気になってしまった事もあるのでやっぱり何かしらできる事をした方が
精神的にも健全でいられると思います。
まずは何より交通事故が起こらないように願うばかりですが、
「不謹慎だからといって葬式のやり方を知らない訳にはいかない」のです。
もしもの不測の事態にも対応できるようにしましょう!
以上、ぼりでした!