ぼりです!
今回は「キツイ」というイメージで有名な佐川急便にいたころの話。
「佐川急便で3年勤め上げればどんな企業でも通じる」という噂を聞いていたので、もともと根性だめしのつもりで入った会社でした。
多少のことは覚悟の上ではありましたが正直、体が慣れるまでは本当にきつかったです。初めて配達について行った次の日なんかは本当に全身筋肉痛になったくらい。
そんな会社で4年間勤め上げたことで自分は「そこそこ根気がある」という自信を持つ事ができました。
そしてその自信は今も健在です。
その4年間の中で諸先輩方から頂いた、今でも心に残っている言葉を3つあげます.
今日いきなりお前が辞めても会社は回る。けど俺が辞めても会社はまわる。
結構残酷な言葉ですよね。けどぼくはめちゃくちゃ感動したんです。
大事なのは「俺がいなくても」のとこでした。
伝えたい事の意味は「自分を過大評価するな。」といった内容でした。
当時の私はそこそこ実力もついてきていた為(今ではその認識すら恥ずかしいですが)自分は佐川急便にいなくてはならない存在だと思い込み、
なおかつ「俺が辞めたら困るでしょ?」みたいな感じが口に出さずとも溢れているような人間でした。
それを察知されたのでしょう。あるタイミングでこの言葉が投げかけられました。
しかもこの言葉をくださったのはぼくの勤め先の店長でした。
店長の口から「俺がいなくても会社はまわる」なんて自分を軽んじている様な発言がでてくるとは思わなかったので本当にびっくりしました。
でもその店長さんは自分を軽んじているわけではありません。
ある一定以上の企業になると自分の力だけでは会社は動かせない。また、会社全体が
構築されたシステムの中で半強制的に回っていきます。
だからこそ、自分一人の価値を見出して、おごらずにできる仕事をしていく事。
そんな気持ちを体現する言葉として感じました。
その方は今では独立され自分にしかできない事を仕事にされています。
5秒焦って事故を起こすなら配達を5秒遅らせろ
佐川急便て本当に時間に追われるですよね。
けど、4tトラックとかみたいにでっかい車を運転するわけですから、焦って事故なんて起こしたらもう大変な事なんですよね。
でも焦っている時に省きたくなる作業って実は大した事ない作業じゃないんです。
「運転には性格がでる」といいますが、本当にその通りで一時停止を焦って無視しても5秒ほどしか時間なんて短縮できないんですよね。
結局その後渋滞につかまって15分失うかもしれないのに。
「焦り」は仕事には必要のない感情だから、湧き上がりかけても必ず押さえつけて冷静を保つ事の大切さを伝える言葉でした。
明日やろうは馬鹿野郎
これは以外と定番の説教みたいですね。プロボーズ大作戦というドラマ中のセリフです。
いろんな言い方でいわれましたが、だいたいは大元はこのセリフだったと思います。
目の前にある仕事を残したまま明日を迎えること、仕事を溜め込むことには何のメリットもない。わかっちゃいるけど面倒くさい。そんなとき、自分にこの言葉を言い聞かせています。
さいごに
ぼくは今全く別の業種で働いているわけですが、自分に言い聞かせ、また後輩にも伝えながら自分が先輩たちから頂いた大事な言葉=財産をまた後輩たち次の世代に伝えていけたらと思っています。
以上、ぼりでした!